電子情報の恐さについて

「電子情報の恐さについて」

例えば写真アルバム。

今はほとんど作る人はいなくなっている。

いつの間にか写真とは無料で撮り放題となり、
アルバムの代わりにSNSに投稿して写真を友達と一緒に楽しむ時代が到来している。

だが、このSNS。

一体いつまで存在するのだろうか?

今回、Yahoo!ブログのサービス終了のお知らせを見て考え込んでしまった。

幸い他社への移行ツールを用意してくれるため過去記事や写真は残ることは残る。

しかしブログ友達と交わしたコメントは全て失われる。

今のスマホ&SNS時代は未来永劫続くと思い込んでなかっただろうか?

Yahoo!ブログは約13年の寿命だった。

ふと小学校時代の卒業アルバムを眺めてみる。

何十年も昔の写真が意外にも綺麗に残っている。

電子情報を保存するDVDやBlu-rayの寿命は実はそんなに長くない。

ましてSNSの寿命は一体どのくらいなのだろうか?

Yahoo!ブログは今年の12月15日で消滅する。

他社ブログへ移行しないとこれまでの記録が跡形もなく消え去るのだ。

電子情報は想像以上に脆く儚い。

これまで積み上げてきたものが瞬間的に消え去る恐さ。

SNSの楽しみとは長続きしないのかも知れない。

アナログ時代の方が良かったなどと言う積もりはない。

だがSNSや電子情報を絶対視するのも危険だと思う。

改めて写真アルバムを見ると、
不便でかさばるが妙な安心感もある。

この先の時代がどうなるのか、
ちょっと不安を感じた。

終わり