童貞男の思考の恐さについて

テレビのお笑い番組で、
独身の男女に共同生活をさせて恋愛の過程を記録しています。

この中で、やたらとイケメンの若い大学生(20歳くらい)が出て来ます。

この男は童貞だそうです。

まあ、ヤラセなのかも知れませんが、
私が見たところ、本当かも知れないとも感じています。

彼はハンサムだし知的だし、性格もとても良さそうです。

そこで1人の女性が彼をとても気に入り接近してデートまでするようになります。

女性の方がそこそこ体験がある、やや年上(22歳くらい)です。

女性はとても積極的に出て、とうとう彼に突然キスをしました。

童貞男子にとってはファーストキスだったようです。

テレビを見ていて私は、
「あ~コレはダメになるな」と思ってましたら。

やっぱりと言いますか。

男の方から「特別な関係になるのは考えていない」と、
その後その女性に言い放ってしまいました。

童貞の若い男子は女性を妙に神聖視する傾向が非常に強くあります。

あるいはその逆もあります。

要するに極端な考えをしてきます。

また性行為そのものを当たり前のものとは考えていません。

極めて特殊で、神聖かつ邪悪でもあり、と色々妄想してしまいます。

いずれにしても、まだ知らない世界なので、
非常に強い性欲に憑かれながらも、
理想的な初体験をしたいと実は女性以上に思っていると言ってもいいでしょう。

真面目な女性と真面目な恋愛を、と。

つまり、自分が童貞なのだから相手も処女でなくてはならない、と。

少なくとも、自分の最初の相手はそうでなくてはならない、と。

そして心の奥底のどこかで、世の中の大半の未婚女性は処女であると思ってます。

しかし自分に接近して来た相手がそうではないと分かった場合。

どこかで軽蔑してしまいます。

こんな淫らな女は恋人になんか出来る訳はない、と。

童貞男子とデートする処女ではない女性は、
よほど上手に振る舞わないと上手くは行かないでしょう。

処女なら処女でこじれますが。(苦笑)

何事も未体験と言う事は、
物事の遂行はかなり難しいと言う悲しい現実があります。

テレビに出ていたその男性は、
積極的な女子を、その甘いマスクとは裏腹に、
どこかで軽蔑したのが分かりました。

童貞男子の心の中は複雑でこじれています。

ちなみに年齢が上がれば上がるほど厄介になって行きます。

妙なプライドも持ち合わせているため、
場合によると人格そのものまでもが捻じれてしまう恐い問題です。

これは男性の恋愛を考える上で非常に重大な問題であると思っておくべきです。

終わり