リベラルの毒に侵された日米の憂鬱
「リベラルの毒に侵された日米の憂鬱」
ケント・ギルバート著。PHP新書。
妹から薦められて読んだ本。
まさかあのケント・ギルバートがこんな事を考えていたのか!!と、かなり驚いた。
まあ、ともかく。
若い頃はイギリスで暮らしていた私の妹は以前からヨーロッパにおけるリベラル勢力の偽善を不思議に思っていたそうだ。
今のヨーロッパはイギリスのEU離脱や、
スペインでのカタルーニャ地方の独立が大変な問題になっている。
そしてアメリカでは何故トランプ大統領になったのか?
ほぼ全てのマスコミは民主党が勝つと言っていたのに。
何故なのか?
その仕組みを非常に分かり易く解説してくれた本。
理由は社会の至るところにいるリベラル勢力の言動と圧力にある、と。
リベラル派の言動は日本でも最近特に酷いと感じていた。
傲慢、無責任、強欲、卑怯、しかし上手く取り繕っている偽善者達と言ったところか。
言論の自由を声高に叫びながらも自分の意見に反対する者を口汚く罵り全人格を否定してくる腐れた連中、と著者は分析している。
リベラル=知的と言う印象は既にアメリカにはないと主張する著者。
リベラル勢力が力を持って突き進んだ先には何があるのか?
非常に恐ろしい事が書いてある。
日本はこのままだとどうなるのか?
非常に恐ろしい事が書いてある。
この捻れた日本社会はどうすべきなのか。
黒船、敗戦、そしてクソ戦後民主主義と。
再びアメリカ人が問題解決の道筋を書いてきたのは笑えない皮肉だ。
しかし個人的には面白い内容だと思った。
何より非常に分かり易い。