ふと思ったのです。
最近の私達はたかが飲み会でもとんでもない調整をしていることに。
先日の飲み会。
そもそもニューヨークに暮らしていて、
CAをやっていて世界中を飛び回っている女子の都合を聞いて、
その一時帰国に合わせて日程を調整しています。
その間にSNS上のやり取りで普通に、
「あ、その日行けるよ。OK。今ブリュッセルからだけど。」とか。
世界中のどこのいようとも瞬時に無料で繋がるこの感覚。
もちろん日本各地に散らばっている人にも声を掛けているようですし。
ほんの10年前ですら海外との電話のやり取りは大変な高額でありました。
一時帰国を知らせるのは国際電話で素早く。
あ、あるいはメールがありましたね、10年前なら。
取り敢えずE-メールで距離感はグッと縮まったけど、
今のSNSの世界は「どこに住んでいるか?」ではなく、
「感性が合うのか?」のみで構成されてしまう凄さがあるかと思うのです。
従って、SNSにより作られたグループの飲み会の快適さはハンパない、と。
そんな事を改めて思ったのです。
昔の飲み会ならば「何故アイツがいる?」などと必ずちょっと嫌な思いをしたはずです。
でも今の親しい人との飲み会は、そもそもが親しくなければ繋がらないのがSNSの基本で、
交友範囲を簡単に制限できてしまいます。
少なくとも、自分のプライベート時間はそうありたいと昔から人は願っていた訳で、
それが今や実現されている、と。
ともかく凄い時代だなと思うのです。
終わり