バッハ像の変貌:ドキュメンタリー「ミセス・バッハ」

録画しておいた「ミセス・バッハ」を観た。

驚くべき内容だった。

バッハ作曲とされる名曲の中にはかなりの数で、
2番目の妻であるアンナ・マグダレーナ・バッハによる曲があるのでは?との説だった。

かなり信憑性が高く、納得できる内容だった。

アンナ・マグダレーナが12歳の時からバッハと親交があり、
既に作曲もしていたと言う説。

何と無伴奏チェロ組曲もアンナ・マグダレーナ作曲だった?

他にもゴールドベルク変奏曲とか色々。

私的には幻滅と言うよりは、よりロマンチックで素敵だな、と感じた。

夫婦仲良く、共同作業で。

しかしバッハの死後、アンナ・マグダレーナは市当局の保護を受けながら貧しい生活をする。

そして物乞いの老女として死んでゆく。

さらに意図的にアンナ・マグダレーナの遺品が処分された形跡すらある。

現代の私達が知るバッハの伝記は彼の息子達により書かれたもの。

バッハのみを偉人にしようとしている?

今、ようやく新たなるアンナ・マグダレーナ・バッハの研究が始まったそうだ。

非常に興味深い。

https://youtu.be/3ZmfgBoZytw