東京の下町の話

イメージ 1

昨日は東京の典型的な下町である深川と神田近辺をうろうろしていた。

そしてふと思った。

私が頻繁に下町を訪れるようになったのは子供が出来てからだな、と。

さらにいうと美術館・博物館活動を開始したほんの9年くらい前からだな、と。

私は東京の山の手にあたる西麻布の生まれ育ちで現在は横浜市に越している。

元々昔は山の手生まれの人はそう頻繁に私用で下町には行かなかったように感じている。

そもそも「いわゆる下町」には特に何もなかったように思う。

今はスカイツリーが出来て東京の下町が俄然注目されている。

実際に行っても今は相当面白いと思う。

しかしこれは最近になって公共の交通機関が整備された理由も大きいのでは?と思っている。

特に大江戸線の開通と、各地下鉄が神奈川や埼玉、千葉と繋がったのが最大の理由では?と。

人が沢山来てくれる。

だから街も発展する。

人が来ない街とは廃れるだけなのだと言う悲しい現実を直視すべきかと。

昨日、電車に乗って横浜から下町に行った訳だが、
この電車の便利感がハンパない。

今だからこそ面白い、とつくづく思った。

終わり



余談:

先日、テレビでハロウィーンの大騒ぎをどう思うかとインタビューしていた。

六本木で若い男が答えていた。

「どいつもこいつも神奈川やら千葉から出て来て大騒ぎしているだけ。
 普段は六本木に来ないような連中がハロウィーンだからと言って。
 六本木に失礼だ。
 そこのお姉さんはどっから来たの?
 神奈川?あ~やっぱりね。」と。

都心に住んでいる人はこの種のバカ騒ぎを嫌う人が多い。

まあ、確かに問題はある。

しかし、ある種の傲慢さを感じたのも事実だ。

こいつは思い上がりも甚だしい、と。

今の日本は少子高齢化が深刻な大問題となり、
人もどんどん少なくなっている。

実際に普通の人々にとって景気はずっと悪いままだ。

放っておいても人が来てくれる場所など滅多にない。

かつてはオシャレな街でも嫌な雰囲気なら人は来なくなり寂れて行く。

今や銀座はかなり変わっている。

六本木とて例外ではない。

工夫して楽しい街づくりをして行かないと、
がら~んとシャッターの閉まった寂しい街にいつの間にかなってしまうだろう。

そういう街が増えているのも事実だ。