歌舞伎座の楽しみ方 : 天国と地獄(笑)

歌舞伎座(東京・東銀座)

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

東京中の、否、首都圏中のインテリ金持ちが集結する場所。(笑)

そして、天国と地獄の世界が展開する場所。(笑)

それが如何なる世界なのか。

改めて写真で比較してみたいと思います。

さあ、貴方ならどちらを選びますか?(笑)

イメージ 4

ともかくですね。

入場開始時間の直前はとても混雑します。

しか~し。

入口からして天国と地獄に分かれます。

先ず、天国のチケット。

イメージ 5

はい、これが歌舞伎座最強の天国、桟敷席のチケットです。

何となく伝統を感じる上に歌舞伎座らしい華やかさを感じるチケットです。

次に、地獄のチケットをお見せしましょう。

イメージ 6

はい、これが地獄のチケット、4階一幕見席のチケットです。

桟敷席他、一般席とは入口も違うしチケットも違うのが一幕見席なのです。

どうです、このチケットの即席感!!(笑)

郵便局の番号札と大差ありません。(爆)

次に見え方の違いをお見せします。

天国からです。

イメージ 7

桟敷席入口はこうなっています。

そして扉を開けると。

イメージ 8

イメージ 9

どうです、この桟敷席の天国感♪♪

一等席に座っている連中が乞食に見えるほどかと。(爆)

これが桟敷席から見える光景です。

続いて地獄の世界を。

イメージ 10

はい、これが4階の一幕見席から見える光景です。

舞台があんましよく見えません。(笑)

さらに花道も七三までしか見えません。(苦笑)

しかし、地獄はこんなもんじゃ済みません。

ちょっとでも遅れをとろうものならば。

イメージ 11

はい、立ち見になります。(爆)

ちなみにこの日はこの写真を撮った後、さらにとんでもなく人が増えて凄い数の立ち見がいました。

まさにギューギューです。(笑)

次に座席感を。

天国から。

イメージ 12

これが歌舞伎座桟敷席です。

机があって、さらにお茶が用意されているのです。

ゆったりと、実にゆったりと観劇できるのです!!

この天国感はハンパありません!!

次に地獄を。

イメージ 13

はい、これが歌舞伎座4階一幕見席の一番前の良い席に座った感じです。

大人の男が普通に座ったら前の壁に膝が着きます。(爆)

どうです?このギューギュー感!!(笑)

そして最強の極め付けの天国と地獄をお見せしましょう。

はい、食事ですね。

天国から。

イメージ 14

歌舞伎座の桟敷席と言えば桟敷弁当です。

「やぐら」さんに予約しておくと幕間に何時の間にか届けられているのです。

イメージ 15

この高級感!!

再度繰り返しますが。

一等席の客が乞食に見えます。(爆)

そして中身は。

イメージ 16

はい、幕の内弁当ですね。

いわゆる、本当の「幕の内弁当」ですね。

そして。

イメージ 17

もちろん、寿司バージョンも用意されています。

再々度、言います。

はい、一等席の客が乞食に見えます。(爆)

では次に地獄をお見せしましょう。

イメージ 18

もちろん、4階一幕見席に似合うのは「コンビニのおにぎり」です。

それしかありません。

幕間にかっ込むのです。(爆)

どうです?

この差!!(笑)

しか~し。

桟敷席っていいな~と思った貴方。

ちょっと甘いと思います。

どちらが楽しいのか。

あくまでも観劇の楽しさと言う点において。

個人的には全く差を感じません。

むしろ一幕見席の方が楽しいかも知れません。

筋金入りが大勢いるからです。

どうしようもないほどの歌舞伎ファンは何度も何度も通って来ます。

こういう人達は一幕見席を利用します。

リュックサック背負って来る人が多いようにも感じます。

もうチケット販売開始時間の1~2時間前から平気で並びます。

静かに本を読んだりスマホをイジったりしながら待ちます。

4階には食べ物の売店がありませんから、
当然皆さんは弁当持参で来ます。

売っているのは筋書きとオペラグラス、そして飲み物だけ、それも自動販売機です。(笑)

イヤホンガイドの貸し出しはありますが、
それも通常席とは違い、500円で借りられる別システムになっているようです。

ちなみに通常席だと何故か700円です。

イヤホンガイドまで差別されています。(笑)

でもね。

4階の超マニアックな場所で筋書きを買って、
イヤホンガイドを借りて。

イメージ 19

そしてリュックサックから双眼鏡を取り出して。

観劇に集中するのです。

歌舞伎を楽しむ、と言うこの一点において。

桟敷席だろうが一幕見席だろうが。

一等だろうが二等だろうが関係ありません。

先日も記事にしましたが、浅草演芸ホール林家正蔵の落語を聴いた時、
林家正蔵が歌舞伎を観に行った時、歌舞伎座の一等席で着物を着ているご婦人方に何か言われたそうです。

結構頭にキていたのか。

「あれは歌舞伎を観に来ているんじゃない。歌舞伎を観ている自分が好きなんだ。」と言ってました。(笑)

要するにですね。

歌舞伎が好きなのかどうか。

歌舞伎が楽しくて楽しくて、観たくて観たくて堪らないのか。

それさえあれば席などどうでもいいと思うのです。

あ、でも・・・やっぱり。

金があれば桟敷席かな。(爆)

終わり