日本のマスコミの偏向報道が余りにも酷い件について

日本のマスコミはかなりな偏向報道をする。

普段はそれは分からないようにカモフラージュされている。

だが非常に大きな問題になった途端、
見て見ないふりをし、だんまりを決め込む。

あるいは一斉に巨大なキャンペーンを始める。

それはもう報道とは呼べない代物に成り下がってしまう。

当のマスコミも私達国民もそれに全然気付いていない。

今、この問題(偏向報道)が最も顕著に浮き彫りになっている。

それはイギリスのEU離脱問題だ。

国民投票の結果でイギリス国民はEU離脱を決定した。

すると日本のマスコミは一斉に非難めいた報道を開始した。

その流れは未だにまるで変わっていない。

インタビューする街の人は「必ず残留派」で、
それも未来を嘆く声しか放送させない。

私が昨夜、日本の報道機関の中では一番偏向していないだろうとされているNHKですらも、
ほぼ100%「残留派の嘆く声」しか放送していなかった。

他の民放に至っては、
評論家にメチャクチャな事を平気で語らせていた。

選挙の決定を知ってから途端にグーグルでイギリス人は「EUって何?」などをやたらと検索している。

しょうもない奴らだ、と。

遠回しに「イギリス人はまるでものを真面目に考えないバカの大集団」と言わんとしていた。

正直、日本のマスコミの今のこの姿勢には嫌悪感を感じている。

普段は民主主義が大事、自由が大事、などと偉そうに語っているが、
イギリス国民が民主的に選択した結果について堂々と非民主的に非難の大合唱をしている。

ここで知らねばならないのは投票率の高さだ。

日本のバカ選挙みたいな異様な投票率の低さではない。

「何も変わらないよ」と嘯きながら実は「何も考えていない」選挙に行かぬ民が異常に多い国でありながら、
何を偉そうにそんな事が言えるのか?

今回のイギリスの選挙結果は僅差ではあったが、
それなりの差がついてEU離脱をイギリス国民は選択した訳だ。

今の日本のマスコミも国民もこの決定が翻って欲しいと願っているから、
保守もリベラルもマスコミも全員がこの偏向報道を受け入れている。

と言うよりも願っている。

きっとイギリスはこの受け入れ難い決定を翻すはず、と。

実際にこの選挙結果がどうなるのかは分からない。

しかし今はこの報道姿勢がさらに酷くなっている。

離脱派は嘘をついていた、と今度は盛んに報道している。

もし偏向していない報道をしていると言うのなら、
何故街の声で離脱派の声を放送しないのか?

無い訳ではないが、ほとんどがロンドンやスコットランドなど残留派の拠点のみでインタビューをして、
まるで選んだように残留派の今の気持ちしか報道していない。

これを偏向報道と言わずして何を偏向報道と言うのか?

普通の報道をしていると言うのなら離脱派の喜ぶ姿も報道すべきだ。

選挙の結果は「離脱」なのだから離脱派の声を報道するのが普通のあるべき姿だと思う。

だが一切していない。

その理由は明白だ。

日本にとって離脱は都合が悪いからだ。

だから見たくない。

今日本人が見ようとしているのは、見たいと願っているのは、
EUに残留するこれまで通りのイギリスの姿だ。

その方が利益にもなるし危険が回避できるから。

イギリス国民の離脱派の声など聞きたくもない。

移民や難民とは受け入れるべきであり、
それが先進国の使命なのだと思い込んでいる。

他国が苦しむ分にはまるでOK。

だから離脱派は悪の塊。

決定を翻せ、と。

ちなみに移民や難民の受け入れとは、
ある一定数を超えた場合、国の存続を揺るがす大問題へと発展する。

実際に今のヨーロッパでは社会不安が増大している。

移民キャンプへの放火事件はかなりな数が起こっている。

しかし何故か日本ではあまり報道されていない。

IS問題すらもあまり報道されなくなっている。

見たくないからだ。

しかし、こんなのは最早報道とは呼べぬ。

プロパガンダだ。

いい加減にしろと言いたい。

だから日本のマスコミは信頼できない。

ちなみにもちろん私はイギリスのEU残留を願っている者だ。

だからこそ、真実の声、真実の意見が知りたい。

終わり