天体観測で非常に腹立たしい他人の行為(笑)

天体観測で非常に腹立たしい他人の行為(笑)

おそらく天体望遠鏡を自分で操作したことのある人は少ないと思われる。

そして天体望遠鏡を使って観測している人がいると人間心理として気になるのか、
覗いてみたいと思う人が多いように思う。

天体観測中に見せて欲しいと頼まれた経験は1度や2度ではない。

かなりある。

しかしほとんどの人は「物を拡大して見ることの繊細さ」をまるで理解していないように思う。

おそらく天体望遠鏡を扱った経験のない人が月を視野内に入れる行為ですら非常に難しいはず。

天体望遠鏡で星を見る行為は夜空の非常に狭い部分を超拡大して見ていると言っていい。

さらに拡大すると非常によく分かるのだが、
星は見かけ上かなり速い速度で移動している。

つまり、大袈裟な言い方をすれば、
飛んでいる蠅とか蚊を目で追うのを想像してもらいたい。

望遠鏡で拡大されて見る星はかなり速いのだ。

もちろんキチンと調整されたファインダー(星を天体望遠鏡に導入させるためのミニ望遠鏡)があって、
正確に星を自動追尾してくれる装置があれば難しくはない。

難しくはないのだが面倒臭い。(笑)

まあ、ともかく。

天文趣味人は目標の天体を、恐ろしく多くて複雑な満天の星空の中から的確に選び出して、
面倒臭い望遠鏡のセッティングをして、さらに面倒臭い姿勢を強いられながら星を望遠鏡視野内に導いて観測している訳だ。

そんな時、無邪気なド素人さんが声を掛けてくる訳だ。

「わ~♪♪凄い天体望遠鏡ですね♪♪ちょっと見せて下さ~い♪♪」と。

そしてこのような行為をされる訳だ。

?

イメージ 1



覗き口を手でグイッと。(大苦笑)

はい、一発アウト。

せっかく自動追尾された星。

どっかに消えてます。

観測する時の望遠鏡の操作は恐ろしく繊細なのだ。

かなり腹立たしいが、そこは善人でナイスガイの私。

「あ、そこを触ると直ぐに見えなくなってしまうんですよ♪♪」と優しく接するのは言うまでもない。

もちろん本心は「チッ!!このド素人めがっ!!」なのは言うまでもない。(笑)

終わり