クラシック音楽趣味の基本と超厄介な問題
先日、ロックが大好きな妹と話していたら実に面白いことを言い出した。
「クラシック音楽ファンって何か信じられない。
私はクラシックならベートーベンが好きだけど、
同じ曲でも指揮者やオーケストラが違うと全く違う印象になってしまう。
例えば同じ第九交響曲でもフルトヴェングラーやカラヤンとか他にも色々いる。
しかも1曲1曲が異常に長い。
ロックならそもそも有り得ないことがクラシックでは普通に起こっている。
一体クラシック音楽通ってヤツはどんな生活して音楽聴いているんだと思う。」と。
う~ん、と思わず唸ってしまった。
確かにそう思う。
例えば私はバッハを非常に好んでいる。
バッハのCDコレクションの基本中の基本は以下の通り。
「教会カンタータ全集」CD62枚組
「世俗カンタータ全集」CD8枚組
オルガン曲全集 ピーター・ハーフォード版 CD18枚組
オルガン曲全集 ヘルムート・ヴァルヒャ版 CD12枚組
チェンバロ作品全集 スザナ・ルージィチコヴァ版 CD18枚組
等々、これらの全集物は基本中の基本となる。
この基本を中心に凄まじい数のCDがある。
一体どのくらいあるのか自分でも把握していない。(笑)
ちなみにロ短調ミサ曲だけでも確か15枚くらいあったはず。
外出の時は必ずiPodを携帯して常に音楽を聴いているような生活体制と言ってもいい。
では私がバッハ通なのか?と言えば全くそんなことはない。
CDが1000枚以上あっても全然マニアの部類ではない。
むしろ新人さんに近い方かも知れない。
これは謙遜でも何でもなく、
実際に演奏家の人達と話すと自分のレベルは小学生クラスだと分かる。
「通」のレベルは生半可ではない。
凄い人になると当然演奏家による違いをあっさりと聴き分けてくる。
こういう感覚。
ロックファンの妹からすると信じられないらしい。
「ロックの方が気楽だ~。クラシックに首を突っ込もうとすると気が狂いそうになる。」と言っていた。(笑)
まあ、私もロックは好きなので、この視点で考えるとロックは非常に楽だと言うのが分かる。
「ビートルズ」と言えばビートルズが演奏しているものに決まっている。
もちろん、カバーしているバンドも多くいるが、
そういうのを聴いている人というのは余りいない。
悩まなくていいと言うのは気楽だ。(笑)
終わり
余談:
クラシック音楽の中でも特にバロック音楽は異常に大変な世界でもある。
それはマニアや演奏家は絶対に気付けないでいる厄介な問題を抱えているからだ。
バロック音楽の敷居は異常に高い。
それはタイトルの言い方に致命的な欠陥があるからだ。
以前、私のブログ記事を読んでバロック音楽に興味を持ってくれた方から悲鳴に近いコメントを頂いたことがある。
「すみません。曲名が全く分からないんです。
ブログ記事に書いてあった曲を探しても見つからないんです。
これは一体どんな訳なんですか?
さっぱり意味が分かりません。」
例えばバッハに「チェンバロ協奏曲」というのがある。
このタイトル、常にチェンバロ協奏曲というと思ったら大間違いで、
「ハープシコード協奏曲」
「クラヴサン協奏曲」
「ピアノ協奏曲」
などと言われるケースがある。
全て同じ曲だ。
しかし使用される楽器や演奏家の国籍により「曲名」が使い分けられている。
チェンバロとはドイツ語。
ハープシコードは英語。
クラヴサンはフランス語。
ピアノ協奏曲とあった場合は現代のピアノで演奏していることを意味する。
こんなのばっかし。
そりゃ~入門者にはハードルが高過ぎるな~と思ってしまった。(苦笑)
「クラシック音楽ファンって何か信じられない。
私はクラシックならベートーベンが好きだけど、
同じ曲でも指揮者やオーケストラが違うと全く違う印象になってしまう。
例えば同じ第九交響曲でもフルトヴェングラーやカラヤンとか他にも色々いる。
しかも1曲1曲が異常に長い。
ロックならそもそも有り得ないことがクラシックでは普通に起こっている。
一体クラシック音楽通ってヤツはどんな生活して音楽聴いているんだと思う。」と。
う~ん、と思わず唸ってしまった。
確かにそう思う。
例えば私はバッハを非常に好んでいる。
バッハのCDコレクションの基本中の基本は以下の通り。
「教会カンタータ全集」CD62枚組
「世俗カンタータ全集」CD8枚組
オルガン曲全集 ピーター・ハーフォード版 CD18枚組
オルガン曲全集 ヘルムート・ヴァルヒャ版 CD12枚組
チェンバロ作品全集 スザナ・ルージィチコヴァ版 CD18枚組
等々、これらの全集物は基本中の基本となる。
この基本を中心に凄まじい数のCDがある。
一体どのくらいあるのか自分でも把握していない。(笑)
ちなみにロ短調ミサ曲だけでも確か15枚くらいあったはず。
外出の時は必ずiPodを携帯して常に音楽を聴いているような生活体制と言ってもいい。
では私がバッハ通なのか?と言えば全くそんなことはない。
CDが1000枚以上あっても全然マニアの部類ではない。
むしろ新人さんに近い方かも知れない。
これは謙遜でも何でもなく、
実際に演奏家の人達と話すと自分のレベルは小学生クラスだと分かる。
「通」のレベルは生半可ではない。
凄い人になると当然演奏家による違いをあっさりと聴き分けてくる。
こういう感覚。
ロックファンの妹からすると信じられないらしい。
「ロックの方が気楽だ~。クラシックに首を突っ込もうとすると気が狂いそうになる。」と言っていた。(笑)
まあ、私もロックは好きなので、この視点で考えるとロックは非常に楽だと言うのが分かる。
「ビートルズ」と言えばビートルズが演奏しているものに決まっている。
もちろん、カバーしているバンドも多くいるが、
そういうのを聴いている人というのは余りいない。
悩まなくていいと言うのは気楽だ。(笑)
終わり
余談:
クラシック音楽の中でも特にバロック音楽は異常に大変な世界でもある。
それはマニアや演奏家は絶対に気付けないでいる厄介な問題を抱えているからだ。
バロック音楽の敷居は異常に高い。
それはタイトルの言い方に致命的な欠陥があるからだ。
以前、私のブログ記事を読んでバロック音楽に興味を持ってくれた方から悲鳴に近いコメントを頂いたことがある。
「すみません。曲名が全く分からないんです。
ブログ記事に書いてあった曲を探しても見つからないんです。
これは一体どんな訳なんですか?
さっぱり意味が分かりません。」
例えばバッハに「チェンバロ協奏曲」というのがある。
このタイトル、常にチェンバロ協奏曲というと思ったら大間違いで、
「ハープシコード協奏曲」
「クラヴサン協奏曲」
「ピアノ協奏曲」
などと言われるケースがある。
全て同じ曲だ。
しかし使用される楽器や演奏家の国籍により「曲名」が使い分けられている。
チェンバロとはドイツ語。
ハープシコードは英語。
クラヴサンはフランス語。
ピアノ協奏曲とあった場合は現代のピアノで演奏していることを意味する。
こんなのばっかし。
そりゃ~入門者にはハードルが高過ぎるな~と思ってしまった。(苦笑)