スーパームーン、ブルームーンについて

昔からの天文ファンにとってスーパームーンブルームーンは聴き慣れない新しい言葉だ。

おそらくほとんどの日本人にとってもそうだと思う。

当初、私は記事にも書いた記憶があるが、
何故こんなどうでもいい事を流行らせるのだろう?と思っていた。

とは言いながらも昨夜は撮影をしたが。(笑)

本来、満月を愛でるのは中秋の名月が日本では普通だった。

もちろん今でもこの習慣はある。

しかしスーパームーン???

ちょっと大きく月が見える???

ブルームーン???

月に2回満月???

それが一体何か???(笑)

けれども昨夜撮影していてふと気付いた。

こういうのって誰か一企業とかが流行らせようと思って仕掛けたとしても絶対に無理なのだ、と。

流行ったからと言って誰かが大儲け出来るようなものでもないこの種の現象は、
今に暮らす人々の心のどこかに触れるものがないと絶対に定着はしない。

夜、ふと立ち止まって月を見上げる心。

私が昨夜三脚を立てて撮影していると、
私の姿を見て足を止める人がとても多かった。

そして撮影する方向を見て、
「あ、そうか。今日はスーパームーンって言ってたね。」
と友達や同僚に言い、すかさずスマホを撮り出して撮影した人がほとんど。

たかが月。

されど日本人は古来より花鳥風月をこよなく愛する民族。

現代人にも濃く濃くその血が残っているのだな、と思った。

終わり