たった1人でも世界は変えられる?

最近、つくづく感じている事がある。

当ブログでは何度も書いている目的意識が異常に強い人の事だ。

心理学の1つの分け方である「達成動機(目的をもちそれを達成する事で得る幸せ)」が強い人として書いている。

このタイプの人は恐ろしい。

他の2つの「パワー動機(勝ち負けに拘る)」「親和動機(仲良くする)」とバランス良く持っているのが理想なのだが、
達成動機は突出し易い特徴があるかと思う。

典型的なのは偉大な芸術家達だ。

彼らは自分の作品の完成のためなら如何なる犠牲をも何とも思わない。

自分の想像している作品を完璧にするためには、
経済的な困窮や人間関係の破壊など全く眼中にない。

この種のタイプは周囲を巻き込んで行き、
悲惨な結果を招く事が多い。

しかし、これは逆に考えると、この種のタイプの人は他人に大きな影響を与えるとも言える。

それが政治的信念であったり宗教的信条であったりした場合、
波及効果があり、非常に多くの人に感動を与えたりもする。

そして殺したりもする。

強く願う事は、良かれ悪しかれ、それを現実化させて行くためのパワーがあると感じている。

小さな事で恐縮なのだが、最近つくづく感じている。

私の娘は留学したがっている。

それも非常に強い願望を持っている。

情けないけど私の経済力は大学の授業料をどうしようかと悩むレベルであって、
我が子を海外に留学させるだけの財力は持ち合わせていない。

しかし、娘の非常に強い願いは、周囲の人を現実に動かして行く。

そして娘自身も実現に向けて切磋琢磨し、交換留学生に選ばれて、
それなりのお金を留学援助として受け取れるようになった。

語学のレベルもソレをクリアしている。

非常に強い目的意識を持っている者は間違いなく他人に影響を与え、
そして動かして行く。

こういう状況を目の当たりにしていると。

たった1人でも世界は変えられるのだ、と本気で思うようになってしまう。

終わり