「チューリヒ美術館展」-印象派からシュルレアリスムまで 国立新美術館(東京・六本木)
2014年9月27日(土)
国立新美術館(東京・六本木)
2014年9月25日から12月15日まで開催されているチューリヒ美術館展へ早速行って来た。
早期ペア割引チケットだと1人1000円で行けるため早々とこの特別前売り券を購入しておいた展示会だった。
元カノ(笑)が先日フェイスブックで話題にしていた。
彼女はNYに暮らすCAなので世界中を周っている。
私も、おそらく国立新美術館が仕掛けてきた展示会なので結構な作品が来ると思っていた。
その通りだった。
展示作品数は全部で74点とそう多くはない。
これはちょうど良いくらいの作品数かと思う。
作品レベルが高くて多いと飽和状態になってしまう。(笑)
そして超弩級の作品が来ていた。
作品の展示方法も極めて良いと思う。
厳格にその画家の作品を一か所に集中させて展示してある。
バラバラに飛んで展示していないので非常に分かり易い。
娘と一緒に今回の展示方法には感心してしまった。
さて、具体的な感想は・・・・・
ともかく。
個人的には絶対にシャガールだった。
これは圧巻だ。
はっきり言ってしまうとリトグラフ作品が多用されている美術展は画集を眺めているのと大差ないように思う。
偉大な画家の本物の油彩画。
さらにマスターピースを前にした時。
絵画と言うものがどれほど素晴らしいのか骨身に沁みて分かるかと思う。
もちろんシャガール以外にも素敵な作品が沢山あったので大変大変お勧めの展示会だ。
さて、今回の展示会は実に興味深い状況となっている。
つまり、世界的に有名な大美術館の展示会が2つ同じ場所、時期に観られることになる。
滅多にないチャンスだと思う。
そして凄く感じたのだが。
もちろん私は既にオルセー美術館展の方は2回行っているから言えるのであるが・・・・・
国民性の違いが凄く顕著に表れているので、それも合わせて楽しむと面白いと思う。
世界各地の美術館の収蔵作品展の場合、その国の人達がどんな作品を好んで収集しているのかが分かりとても楽しい。
フランス人は明るい作品を好んでいるように思うが一癖ある。(笑)
アメリカ人はやはり明るい作品を好んでいるように思うが一癖ない。(爆)
極めて直球勝負の作品を好んでいるように感じる。
スイス人は・・・う~ん・・・はっきり言うと・・・「暗い」???
そんな印象を持ってしまった。
もちろん、暗い作品には暗い良さがあるので大変大変素晴らしい展示会となっているかと思う。(笑)
オルセーとチューリヒの両方を1日で観ると相当疲れるかとは思うが、
時間の無い人は挑戦してみるのも一興かと。
時間の無い人は挑戦してみるのも一興かと。
ともかく滅多にないチャンスが今、国立新美術館に訪れているかと。
余談:大変恐縮なのですがブログやFBを見ていると「国立新美術館」の表記を間違えて書いている人が多いです。
これは国立新美術館のロゴに問題があるから、ある意味仕方ないのですが・・・・・
いずれも間違いです。
正しくは「国立新美術館」です。
HPなどでご確認を。
失礼ながらたまに気になってしまうもので。
m(u u)m
さて、以下に解説を写真付きで記しておきます。
↓国立新美術館↓
↓以下、作品ご紹介↓
↑≪戦争≫マルク・シャガール
1964-66年 油彩・カンヴァス 163×231cm
デカくて結構迫力ある!!
1964-66年 油彩・カンヴァス 163×231cm
デカくて結構迫力ある!!
↑≪サント=マリーの白い小屋≫フィンセント・ファン・ゴッホ↑
1888年 油彩・カンヴァス 33.5×41.5cm
安心して鑑賞出来るゴッホがあった!!(笑)
1888年 油彩・カンヴァス 33.5×41.5cm
安心して鑑賞出来るゴッホがあった!!(笑)