子供が犠牲者になる事件について
また起こってしまいました。
しかも最悪の結末で。
当ブログにおいて以前から書いている事をまとめてみたいと思います。
・子供が犠牲者になる事件のほとんどは顔見知りによって起こされている
(殺人事件の場合、一番多い加害者は実の親)
・大事件の前には、前ぶれとも言えるような不審な小さな事件がある
・不審者により、さらわれて殺される確率は実は非常に低い
・通り魔殺人事件で殺される確率は非常に低い
・大きな事件の後はマスコミの過熱報道により模倣犯が出易い
・大きな事件の後はマスコミの過熱報道により保護者が過剰に反応し、
我が子といる時間を削ってまでも不審者対策の見回り活動などをしてしまう
こんなところでしょうか。
今回の事件については、実は私は嫌な予感がしていました。
あくまでも伝聞ですので、間違っていたら失礼申し上げますが、
事件の起こる前に「動物の虐待死事件」が近所で報告されていたと聞いていました。
(まだ犯人が捕まる前の行方不明の段階においてです)
これはかなりヤバい事態だな、と。
昔未成年者が起こした似たような残虐事件の時も動物虐待死が報告されていました。
結果的にそちらも最悪の結末でしたが。
ちょっと前に起こった、女児の監禁事件の時もそうでしたが、
大きな事件の起こる前には何らかの小さな前ぶれがあると思います。
無事助かった方の事件でも、親は不審者が家の近くを観察されているような感じを事前に察知していたと聞いています。
そこで母親が自動車で送り迎えをしていた、と。
しかし事件の当日、偶然母親が仕事の都合で迎えに行けず、
結果的に誘拐されてしまったと聞いております。
さて、日本の警察を指導している毛利元貞氏の著作による、
「直感重視型」の防犯技術は今のところ最強で一番実践的であると私は思っております。
普段から直感を重視して「違和感を検知」するようにせよ、と著作では勧めております。
犯罪を起こそうとする者は必ず周囲とは違う違和感を発信してくる、と。
それを絶対に見逃してはならない、と。
優秀な警察官はこの手法を活用し、群集の中から犯罪者を的確に見抜いてきます。
季節の変わり目などに報道される警察24時などの番組を見ると、
彼らが非常に優れた技術を身に着けているのが分かります。
そこまで行かないまでも、親であるのなら、
小さな我が子の動向から目を離してはならないと思っております。
特に小学校中学年以下の子供は、
基本的に「1人にはさせない」のが原則であるかと思います。
小学校の登下校時は、登校の場合、集団登校が多く採用されているため、
まあ安全ですが、下校はまちまちです。
下校時の危険は住んでいる場所により全く違って来ます。
一番恐いのは都心などの市街地ではなく、
畑や田んぼのある田舎の方が遥かに遥かに危険であると思います。
人目が無いので自動車に無理やり乗せられたらもうアウトです。
とは言え、今回のような大事件が起こってしまうと、
我が子ももしやと大変な心配をして過剰な不審者対策に陥りがちになってしまいます。
実のところ、我が子が不審者に誘拐されて殺される確率は非常に低いのだと知っておくべきです。
統計の取り方によって違ってきますが100万分の1くらいです。
これは統計学的に無視しても良いくらいの数字になってきます。
しかし、だからと言って安全だと私は主張している訳ではありません。
子供が巻き込まれる犯罪は多いのですが、
そのほとんどは顔見知りによるものだと絶対に知っておくべきだと思うのです。
我が子が今、誰といるのか???
誰と仲良しなのか???
学校での状況はどうなのか???
違和感を少しでも感知した場合、
親の想像の数千倍以上の感覚で非常に悪い事態になっていると思うべきです。
この直感重視の手法は生活の安全のためのあらゆる局面で応用でき、
大変重宝するものだと思います。
普段から自分の直感を磨いていた場合、
かなりの確率で事件を防げる可能性が大きくなります。
関心のある方には毛利元貞氏の著作を大変お勧め致します。
終わり
余談:防犯と言うと、これは本当に実際にいるのですが、
「武装」を本気で勧める人がいるのです。
武道を勧める人もいます。
「武装」はそもそも論外です。
日本国においては銃器はおろか刃物も持っていたら「逮捕」されます。
通り魔に襲われて殺される確率は非常に低いのです。
全く割に合う話ではありません。
さらに、武装していてもいきなり襲われた場合、全く役に立ちません。
大抵の犯罪はいきなり襲われるのです。
ちなみに本気で殺そうと刃物を持った相手が貴方に襲いかかってきた場合、
その刃物は約0.2秒で急所に到達します。
仮に「武装していて」拳銃の安全装置を外していたとしても間に合いません。
無敵のプロレスラー力道山も刃物の一刺しで殺された事を思い知るべきです。
次に武道について述べておきます。
防犯だとかイジメ防止のために安易に武道を子供に学ばせる親は非常に多いと感じています。
私の今までの体験で言いますと、逆効果です。
「武道を学んだ子供は暴力事件に巻き込まれ易くなる」
これが学級崩壊の中で感じていた事実です。
武道を学ばせない方が良いとは決して言いません。
しかし、安易に「我が子を強くさせたいから」などと言う軽い気持ちで学ばせた場合、
我が子が暴力事件の加害者になるか被害者になる確率が飛躍的に高くなる事実を知っておくべきです。
まだ小学生の子供に「効率的な暴力のやり方」を学ばせるのが武道です。
場合によると、ケンカした相手の子供を殺してしまうかも知れないのです。
そのような事態になってから「こんなはずではなかった」では済まされません。
今でも私は「緊急保護者会」の場で吊し上げを食らっていた加害者の親の顔を忘れることは出来ません。
安易にある武道を子供に学ばせ、暴力沙汰を繰り返し、
相手の子に生涯取り返しのつかない大怪我をさせてしまった子の親でした。
(幸い命に関わる事態ではありませんでしたが、美容上、一生治らない問題でした)
補足:スマホや携帯電話などのGPS位置特定機能のついた機器を持たせるのは有効です。
出来れば複数持たせておいても良いかも知れません。
ただしスマホなどの場合は出会い系サイトなど別の犯罪に巻き込まれ易くなります。
その管理や機器の選定は親が厳重に行なうべきです。
また、防犯ベルは咄嗟の場合、子供は絶対に使用出来るような物ではありませんが、
犯罪者に対し「防衛している」とアピールできるものなので装備しておくのは一手です。
しかし、いずれにしても上記の機器は、
「犯罪が遂行されている時もしくは遂行された後に威力を発揮する物」と思い知っておくべきです。
つまり、もう手遅れになっている時なのだ、と。
警察に直ぐに通報して非常線を張ってもらう時や、犯人が近付いて来る時に防犯ベルを鳴らせたら御の字と言った感じです。
実際の犯人は善人を装って来るか急襲して来るため、役には立ちません。
小さな子は基本的には1人にさせない。
これが一番重要なのだと思います。
ちなみにアメリカでは残念ながらもう子供が安心して1人で登下校出来るような社会ではありません。
「初めてのおつかい」などと言う番組は絶対に成り立たない社会なのです。
日本も徐々にそうなる可能性があります。
子供の場合、犯罪に巻き込まれてしまったらもうアウトなのです。
防犯講習ではタッチ&ゴーなど、一応有効そうな技術を教えてくれます。
しかし、犯罪が遂行されるような場所においては、
大人の足の方が遥かに速い事実を知っておくべきです。
さらに自動車を使用されるのです。
つまり・・・子供は逃げられないのです。
子供への防犯講習は子供の意識を高める上で非常に有効ですが、
実際の効果の点においては気休めに過ぎません。
いずれにしても犯罪に巻き込まれないように事前に防ぐ。
子供を一人にする環境は作らない。
これが一番大切だと思います。
しかも最悪の結末で。
当ブログにおいて以前から書いている事をまとめてみたいと思います。
・子供が犠牲者になる事件のほとんどは顔見知りによって起こされている
(殺人事件の場合、一番多い加害者は実の親)
・大事件の前には、前ぶれとも言えるような不審な小さな事件がある
・不審者により、さらわれて殺される確率は実は非常に低い
・通り魔殺人事件で殺される確率は非常に低い
・大きな事件の後はマスコミの過熱報道により模倣犯が出易い
・大きな事件の後はマスコミの過熱報道により保護者が過剰に反応し、
我が子といる時間を削ってまでも不審者対策の見回り活動などをしてしまう
こんなところでしょうか。
今回の事件については、実は私は嫌な予感がしていました。
あくまでも伝聞ですので、間違っていたら失礼申し上げますが、
事件の起こる前に「動物の虐待死事件」が近所で報告されていたと聞いていました。
(まだ犯人が捕まる前の行方不明の段階においてです)
これはかなりヤバい事態だな、と。
昔未成年者が起こした似たような残虐事件の時も動物虐待死が報告されていました。
結果的にそちらも最悪の結末でしたが。
ちょっと前に起こった、女児の監禁事件の時もそうでしたが、
大きな事件の起こる前には何らかの小さな前ぶれがあると思います。
無事助かった方の事件でも、親は不審者が家の近くを観察されているような感じを事前に察知していたと聞いています。
そこで母親が自動車で送り迎えをしていた、と。
しかし事件の当日、偶然母親が仕事の都合で迎えに行けず、
結果的に誘拐されてしまったと聞いております。
さて、日本の警察を指導している毛利元貞氏の著作による、
「直感重視型」の防犯技術は今のところ最強で一番実践的であると私は思っております。
普段から直感を重視して「違和感を検知」するようにせよ、と著作では勧めております。
犯罪を起こそうとする者は必ず周囲とは違う違和感を発信してくる、と。
それを絶対に見逃してはならない、と。
優秀な警察官はこの手法を活用し、群集の中から犯罪者を的確に見抜いてきます。
季節の変わり目などに報道される警察24時などの番組を見ると、
彼らが非常に優れた技術を身に着けているのが分かります。
そこまで行かないまでも、親であるのなら、
小さな我が子の動向から目を離してはならないと思っております。
特に小学校中学年以下の子供は、
基本的に「1人にはさせない」のが原則であるかと思います。
小学校の登下校時は、登校の場合、集団登校が多く採用されているため、
まあ安全ですが、下校はまちまちです。
下校時の危険は住んでいる場所により全く違って来ます。
一番恐いのは都心などの市街地ではなく、
畑や田んぼのある田舎の方が遥かに遥かに危険であると思います。
人目が無いので自動車に無理やり乗せられたらもうアウトです。
とは言え、今回のような大事件が起こってしまうと、
我が子ももしやと大変な心配をして過剰な不審者対策に陥りがちになってしまいます。
実のところ、我が子が不審者に誘拐されて殺される確率は非常に低いのだと知っておくべきです。
統計の取り方によって違ってきますが100万分の1くらいです。
これは統計学的に無視しても良いくらいの数字になってきます。
しかし、だからと言って安全だと私は主張している訳ではありません。
子供が巻き込まれる犯罪は多いのですが、
そのほとんどは顔見知りによるものだと絶対に知っておくべきだと思うのです。
我が子が今、誰といるのか???
誰と仲良しなのか???
学校での状況はどうなのか???
違和感を少しでも感知した場合、
親の想像の数千倍以上の感覚で非常に悪い事態になっていると思うべきです。
この直感重視の手法は生活の安全のためのあらゆる局面で応用でき、
大変重宝するものだと思います。
普段から自分の直感を磨いていた場合、
かなりの確率で事件を防げる可能性が大きくなります。
関心のある方には毛利元貞氏の著作を大変お勧め致します。
終わり
余談:防犯と言うと、これは本当に実際にいるのですが、
「武装」を本気で勧める人がいるのです。
武道を勧める人もいます。
「武装」はそもそも論外です。
日本国においては銃器はおろか刃物も持っていたら「逮捕」されます。
通り魔に襲われて殺される確率は非常に低いのです。
全く割に合う話ではありません。
さらに、武装していてもいきなり襲われた場合、全く役に立ちません。
大抵の犯罪はいきなり襲われるのです。
ちなみに本気で殺そうと刃物を持った相手が貴方に襲いかかってきた場合、
その刃物は約0.2秒で急所に到達します。
仮に「武装していて」拳銃の安全装置を外していたとしても間に合いません。
無敵のプロレスラー力道山も刃物の一刺しで殺された事を思い知るべきです。
次に武道について述べておきます。
防犯だとかイジメ防止のために安易に武道を子供に学ばせる親は非常に多いと感じています。
私の今までの体験で言いますと、逆効果です。
「武道を学んだ子供は暴力事件に巻き込まれ易くなる」
これが学級崩壊の中で感じていた事実です。
武道を学ばせない方が良いとは決して言いません。
しかし、安易に「我が子を強くさせたいから」などと言う軽い気持ちで学ばせた場合、
我が子が暴力事件の加害者になるか被害者になる確率が飛躍的に高くなる事実を知っておくべきです。
まだ小学生の子供に「効率的な暴力のやり方」を学ばせるのが武道です。
場合によると、ケンカした相手の子供を殺してしまうかも知れないのです。
そのような事態になってから「こんなはずではなかった」では済まされません。
今でも私は「緊急保護者会」の場で吊し上げを食らっていた加害者の親の顔を忘れることは出来ません。
安易にある武道を子供に学ばせ、暴力沙汰を繰り返し、
相手の子に生涯取り返しのつかない大怪我をさせてしまった子の親でした。
(幸い命に関わる事態ではありませんでしたが、美容上、一生治らない問題でした)
補足:スマホや携帯電話などのGPS位置特定機能のついた機器を持たせるのは有効です。
出来れば複数持たせておいても良いかも知れません。
ただしスマホなどの場合は出会い系サイトなど別の犯罪に巻き込まれ易くなります。
その管理や機器の選定は親が厳重に行なうべきです。
また、防犯ベルは咄嗟の場合、子供は絶対に使用出来るような物ではありませんが、
犯罪者に対し「防衛している」とアピールできるものなので装備しておくのは一手です。
しかし、いずれにしても上記の機器は、
「犯罪が遂行されている時もしくは遂行された後に威力を発揮する物」と思い知っておくべきです。
つまり、もう手遅れになっている時なのだ、と。
警察に直ぐに通報して非常線を張ってもらう時や、犯人が近付いて来る時に防犯ベルを鳴らせたら御の字と言った感じです。
実際の犯人は善人を装って来るか急襲して来るため、役には立ちません。
小さな子は基本的には1人にさせない。
これが一番重要なのだと思います。
ちなみにアメリカでは残念ながらもう子供が安心して1人で登下校出来るような社会ではありません。
「初めてのおつかい」などと言う番組は絶対に成り立たない社会なのです。
日本も徐々にそうなる可能性があります。
子供の場合、犯罪に巻き込まれてしまったらもうアウトなのです。
防犯講習ではタッチ&ゴーなど、一応有効そうな技術を教えてくれます。
しかし、犯罪が遂行されるような場所においては、
大人の足の方が遥かに速い事実を知っておくべきです。
さらに自動車を使用されるのです。
つまり・・・子供は逃げられないのです。
子供への防犯講習は子供の意識を高める上で非常に有効ですが、
実際の効果の点においては気休めに過ぎません。
いずれにしても犯罪に巻き込まれないように事前に防ぐ。
子供を一人にする環境は作らない。
これが一番大切だと思います。