ブログの危機を被害者と加害者を想定して考えてみる
ブログを始めると、いずれ何らかの問題が起こると考えていて間違いはないと思います。
早いか遅いかだけです。
書いている記事内容によっても違いはありますが、
実は内容には余り関係なく問題は起こると私は感じています。
こう考えて下さい。
毎日、貴方のブログに50人の訪問者があったとします。
※ 念のため。
訪問者数はブログ管理においてとても大事だと思っています。
訪問者数の推移はしっかり把握しておく必要があると私は思っています。
さて、毎日50人。
100日で5,000人、300日で15,000人となります。
つまり1年続けたら、それなりの街の人口分の人が貴方のブログを見た事になるのです。
これだけの人が来たら間違いなく中には変質者もいます。
けれども恐れる必要はそれほどありません。
危険度は実生活に比べたら遥かに低いからです。
ちなみに、市街地に暮らしていて外出した場合、
1日で擦れ違う人は100人ではきかないはずです。
でも、日常生活において犯罪に巻き込まれる事はそうはありません。
女性の場合、夜道は絶対に気を付けなくてはなりませんし、
満員電車では痴漢に気を付ける必要はありますが。
実生活における危険はリアルそのものですので、
犯罪と直結しています。
とは言え、幸い日本の治安は良好なため、一応安心して生活出来ているはずです。
では安全なのか?と言えばそうでもありません。
今回はブログ上の危機を取り上げて被害者の視点と加害者の視点で考えて、
その対策を具体的に挙げて行きたいと思います。
先ず、典型的なブログの危機の具体例を想定します。
被害者は女性。30~40代の子供のいる主婦とします。
加害者は男性。40代の独身中年男性(彼女無し)とします。
このケースの場合、被害者の心理的ダメージは非常に大きいモノとなるからです。
若い独身女性の場合、そもそも警戒心が強く、
寄って来る男にそうは簡単に心を開きません。
加害者から見ると案外ターゲットとして手強い存在なのです。
それと、間違いなく若い女性がブログをやっていたら人気ブログとなっていて、
多くの男性ファンがいます。
このような状態だと迂闊に変な書き込みは出来ないと言えます。
さて、最初に被害者の女性の心理を分析してみます。
ほとんどの被害者は良かれ悪しかれ戦後民主主義の洗礼を受けています。
これは「みんな仲良く」「話せば分かる」「正義は大切」と言い換える事が出来ます。
この考えは理想的なのですが、こと防犯と言う観点に立ちますと、
最も危険な考えに成り下がってしまう事実を先ずは知らないといけません。
これは本当に危険です。
加害者は全くそうは思っていないからです。
さて、30~40代の既婚女性は、ほとんどの場合、
子供との日常生活、夫の愚痴、飼っている犬や猫のこと、
天気や季節の花や鳥のこと、趣味のこと等々、
当たり障りの無いことを多く書いています。
従ってこんな思考になってしまいます。
「私が書いているのは全然普通の他愛ない事だから変な人に狙われるのは有り得ない」と。
そして、実際のところ、そのような穏やかな記事を書いている人には、
同じように穏やかな人達が集まり和気あいあいとしたブログ環境が構築されて行きます。
けれども、公開記事を書いている以上、
間違いなく変質者が自分を狙っていると思わなくてはならないのです。
上記のような穏やかな思考パターンに陥っている女性は不意打ちに極めて弱くなっています。
ある日、突然、とんでもない男が言いがかりを付けて来たりするのです。
ここで加害者側の心理を分析してみたいと思います。
独身の40代の中年男性(彼女なし)を仮定します。
(あくまでも典型的な仮想の事件例です)
この種の男は間違いなく私同様コンプレックスの塊です。(苦笑)
中年以降になったら女性の方から積極的に相手にされる事は稀となります。
(お金でも払えば別ですが、それは交際ではなく商売です)
つまり、女性に対してコンプレックスと恨みを持ち始めるのです。
攻撃的な性格の場合、常にターゲットを探しています。
隙のある女性を狙って、一気に攻撃を仕掛けようと思っています。
この種の男から見ると、既婚の女性は恵まれた幸せいっぱいの自慢をしている鼻持ちならない存在となります。
痛い目に遭わせてやる、と勝手に思い込んで来ます。
つまり、女性の側からすると他愛のない夫の愚痴や季節の花や、
旅行の話などは自慢の極致に見えてしまうのです。
この段階で「荒らし」になるのか「ストーカー」になるのかは、
その男のタイプによって違って来ます。
より恐いのは「ストーカー」の方です。
何故なら、非常に屈折した恋愛感情を抱いて来るからです。
執拗に読みに来ます。
ファン登録の管理は絶対に頻繁に行なう必要があります。
もちろん迂闊な友達登録は絶対に避けなくてはならないのが常識です。
コメント欄は「ログインしている者のみ許可」の設定にしておくのも常識です。
ちなみにコレを設定していなかった場合、
Yahoo!以外の、IDを持っていない人達にもコメントを許す事を意味します。
被害に遭う確率が飛躍的に高まります。
設定した場合、感覚的に90%くらいブロック出来ると思います。
しかし、Yahoo!IDは、オークションなどもあるため、
非常に多くの人が持っています。
ブログも巨大なため、ログインして来る人はとても多いので、
ログイン設定は完全な防御にはなりません。
そこでコメント欄を承認制にするのが鉄則と言えるかと思います。
これによりほとんどの「荒らし」は防げます。
「荒らし」の目的は自己顕示もありますから、
誰の目にも止まらないでコメントを削除されてしまうのは耐えられません。
コメント欄の承認制はかなり決定的とも言える荒らし対策となります。
しかし、最後のストーカー・・・・・
男性ストーカーは恋愛絡みで女性に接近して来ますので、
承認制は意味がありません。
変質的な内容や脅迫、脅しなどを内緒コメントで仕掛けて来ます。
さらに人物特定も仕掛けて来ます。
女性が公開記事を書く場合、あるいは写真をアップする場合は、
人物、場所を特定されないよう、十分気を付ける必要があります。
ちなみに迂闊にカメラのGPS機能をオンにしたまま自宅の写真をアップしたら、
一発で正確な自宅の位置を相手に知らせてしまった事を意味します。
こうなると、刑事事件になるのは時間の問題となります。
ちなみに、執拗なストーカーに狙われた場合。
これはもうブログの問題ではありません。
大至急、警察に行き、刑事事件として扱ってもらわないと取り返しのつかない事態となります。
さて、ここで大切になるのは被害者の心理状態です。
「何故、私がこんな目に遭うの?」と。
つまり、悪い事は何1つしていないのに、
ブログも書けないような心理状態にさせられて、と。
気の強い女性なら「相手が悪いのだから」と言う理由で、
(現実のストーカー被害に遭っているにも関わらず)平気で外出をしたり、
日常生活を続行しようとします。
これは非常に危険な行為です。
前に挙げた「正義」の問題です。
防犯において「安全と正義は両立しません」。
むしろ正義の追求は非常に危険であると認識しなくてはならないのです。
考えてみて下さい。
戦争は必ず正義の追求を錦の御旗にして遂行されます。
つまり正義は命を危険に晒すのです。
安易な正義の礼賛や追求は非常に危険なのです。
大騒ぎをしている酔った迷惑な男の集団に正義を根拠に注意した場合、
即、暴行傷害事件になる可能性が飛躍的に高まります。
否、殺人事件にすら発展します。
現実にその種の事件は多く発生しています。
被害者は安全を第一に、正義の追求は取り敢えず優先してはならない事を知っておく必要があります。
その上で、警察や専門家、協力してくれる友人や家族と共に事件の解決のために具体的に動かなくてはならないのです。
たかがブログ、と思う人もいるでしょう。
しかしブログは続けていればいるほど自分の人格の分身のような存在となります。
断固として守らなくてはならないのです。
そのためには防犯意識とブログ運営のための自分の意志を今一度確認しておく必要があるかと思います。
終わり
早いか遅いかだけです。
書いている記事内容によっても違いはありますが、
実は内容には余り関係なく問題は起こると私は感じています。
こう考えて下さい。
毎日、貴方のブログに50人の訪問者があったとします。
※ 念のため。
訪問者数はブログ管理においてとても大事だと思っています。
訪問者数の推移はしっかり把握しておく必要があると私は思っています。
さて、毎日50人。
100日で5,000人、300日で15,000人となります。
つまり1年続けたら、それなりの街の人口分の人が貴方のブログを見た事になるのです。
これだけの人が来たら間違いなく中には変質者もいます。
けれども恐れる必要はそれほどありません。
危険度は実生活に比べたら遥かに低いからです。
ちなみに、市街地に暮らしていて外出した場合、
1日で擦れ違う人は100人ではきかないはずです。
でも、日常生活において犯罪に巻き込まれる事はそうはありません。
女性の場合、夜道は絶対に気を付けなくてはなりませんし、
満員電車では痴漢に気を付ける必要はありますが。
実生活における危険はリアルそのものですので、
犯罪と直結しています。
とは言え、幸い日本の治安は良好なため、一応安心して生活出来ているはずです。
では安全なのか?と言えばそうでもありません。
今回はブログ上の危機を取り上げて被害者の視点と加害者の視点で考えて、
その対策を具体的に挙げて行きたいと思います。
先ず、典型的なブログの危機の具体例を想定します。
被害者は女性。30~40代の子供のいる主婦とします。
加害者は男性。40代の独身中年男性(彼女無し)とします。
このケースの場合、被害者の心理的ダメージは非常に大きいモノとなるからです。
若い独身女性の場合、そもそも警戒心が強く、
寄って来る男にそうは簡単に心を開きません。
加害者から見ると案外ターゲットとして手強い存在なのです。
それと、間違いなく若い女性がブログをやっていたら人気ブログとなっていて、
多くの男性ファンがいます。
このような状態だと迂闊に変な書き込みは出来ないと言えます。
さて、最初に被害者の女性の心理を分析してみます。
ほとんどの被害者は良かれ悪しかれ戦後民主主義の洗礼を受けています。
これは「みんな仲良く」「話せば分かる」「正義は大切」と言い換える事が出来ます。
この考えは理想的なのですが、こと防犯と言う観点に立ちますと、
最も危険な考えに成り下がってしまう事実を先ずは知らないといけません。
これは本当に危険です。
加害者は全くそうは思っていないからです。
さて、30~40代の既婚女性は、ほとんどの場合、
子供との日常生活、夫の愚痴、飼っている犬や猫のこと、
天気や季節の花や鳥のこと、趣味のこと等々、
当たり障りの無いことを多く書いています。
従ってこんな思考になってしまいます。
「私が書いているのは全然普通の他愛ない事だから変な人に狙われるのは有り得ない」と。
そして、実際のところ、そのような穏やかな記事を書いている人には、
同じように穏やかな人達が集まり和気あいあいとしたブログ環境が構築されて行きます。
けれども、公開記事を書いている以上、
間違いなく変質者が自分を狙っていると思わなくてはならないのです。
上記のような穏やかな思考パターンに陥っている女性は不意打ちに極めて弱くなっています。
ある日、突然、とんでもない男が言いがかりを付けて来たりするのです。
ここで加害者側の心理を分析してみたいと思います。
独身の40代の中年男性(彼女なし)を仮定します。
(あくまでも典型的な仮想の事件例です)
この種の男は間違いなく私同様コンプレックスの塊です。(苦笑)
中年以降になったら女性の方から積極的に相手にされる事は稀となります。
(お金でも払えば別ですが、それは交際ではなく商売です)
つまり、女性に対してコンプレックスと恨みを持ち始めるのです。
攻撃的な性格の場合、常にターゲットを探しています。
隙のある女性を狙って、一気に攻撃を仕掛けようと思っています。
この種の男から見ると、既婚の女性は恵まれた幸せいっぱいの自慢をしている鼻持ちならない存在となります。
痛い目に遭わせてやる、と勝手に思い込んで来ます。
つまり、女性の側からすると他愛のない夫の愚痴や季節の花や、
旅行の話などは自慢の極致に見えてしまうのです。
この段階で「荒らし」になるのか「ストーカー」になるのかは、
その男のタイプによって違って来ます。
より恐いのは「ストーカー」の方です。
何故なら、非常に屈折した恋愛感情を抱いて来るからです。
執拗に読みに来ます。
ファン登録の管理は絶対に頻繁に行なう必要があります。
もちろん迂闊な友達登録は絶対に避けなくてはならないのが常識です。
コメント欄は「ログインしている者のみ許可」の設定にしておくのも常識です。
ちなみにコレを設定していなかった場合、
Yahoo!以外の、IDを持っていない人達にもコメントを許す事を意味します。
被害に遭う確率が飛躍的に高まります。
設定した場合、感覚的に90%くらいブロック出来ると思います。
しかし、Yahoo!IDは、オークションなどもあるため、
非常に多くの人が持っています。
ブログも巨大なため、ログインして来る人はとても多いので、
ログイン設定は完全な防御にはなりません。
そこでコメント欄を承認制にするのが鉄則と言えるかと思います。
これによりほとんどの「荒らし」は防げます。
「荒らし」の目的は自己顕示もありますから、
誰の目にも止まらないでコメントを削除されてしまうのは耐えられません。
コメント欄の承認制はかなり決定的とも言える荒らし対策となります。
しかし、最後のストーカー・・・・・
男性ストーカーは恋愛絡みで女性に接近して来ますので、
承認制は意味がありません。
変質的な内容や脅迫、脅しなどを内緒コメントで仕掛けて来ます。
さらに人物特定も仕掛けて来ます。
女性が公開記事を書く場合、あるいは写真をアップする場合は、
人物、場所を特定されないよう、十分気を付ける必要があります。
ちなみに迂闊にカメラのGPS機能をオンにしたまま自宅の写真をアップしたら、
一発で正確な自宅の位置を相手に知らせてしまった事を意味します。
こうなると、刑事事件になるのは時間の問題となります。
ちなみに、執拗なストーカーに狙われた場合。
これはもうブログの問題ではありません。
大至急、警察に行き、刑事事件として扱ってもらわないと取り返しのつかない事態となります。
さて、ここで大切になるのは被害者の心理状態です。
「何故、私がこんな目に遭うの?」と。
つまり、悪い事は何1つしていないのに、
ブログも書けないような心理状態にさせられて、と。
気の強い女性なら「相手が悪いのだから」と言う理由で、
(現実のストーカー被害に遭っているにも関わらず)平気で外出をしたり、
日常生活を続行しようとします。
これは非常に危険な行為です。
前に挙げた「正義」の問題です。
防犯において「安全と正義は両立しません」。
むしろ正義の追求は非常に危険であると認識しなくてはならないのです。
考えてみて下さい。
戦争は必ず正義の追求を錦の御旗にして遂行されます。
つまり正義は命を危険に晒すのです。
安易な正義の礼賛や追求は非常に危険なのです。
大騒ぎをしている酔った迷惑な男の集団に正義を根拠に注意した場合、
即、暴行傷害事件になる可能性が飛躍的に高まります。
否、殺人事件にすら発展します。
現実にその種の事件は多く発生しています。
被害者は安全を第一に、正義の追求は取り敢えず優先してはならない事を知っておく必要があります。
その上で、警察や専門家、協力してくれる友人や家族と共に事件の解決のために具体的に動かなくてはならないのです。
たかがブログ、と思う人もいるでしょう。
しかしブログは続けていればいるほど自分の人格の分身のような存在となります。
断固として守らなくてはならないのです。
そのためには防犯意識とブログ運営のための自分の意志を今一度確認しておく必要があるかと思います。
終わり