性的な快楽の中枢にあるもの

最近、何となく感じているのだが。

「性的な快楽の中枢は心の繋がりにある」と。

人間の幸せには3種類ある、と当ブログでは何度も引用して来た。

・パワー動機(勝ち負け)

・達成動機(強固な目的を持ち成し遂げる)

・親和動機(仲良くする)

これら3つが人間の幸福を決める3要素となる。

1つでも欠けたり、突出して持っていた場合、
残念ながら不幸になる可能性が高いし、
周囲を見回してもおおよそ当たっている。

ここで嫌な例を出してみたい。

貧乏な人は「お金が無くたって・・・・・」「お金があったってアレじゃ~ね」と言う言い訳をする。
(私も含め・・・苦笑)

だが、これは完全な間違いであり、幸せの3要素を無視している。

お金は「パワー動機」を満たす非常に重要なモノだ。

良い服を着る、美味しい物を食べる、いい女(男)と付き合う、いい家に住む、
高価な美術品を飾る等々・・・・・

これらは全てパワー動機に由来し、人間の幸福の紛れもない1つの分野を形成している。

パワー動機を無視しての幸せは有り得ない。

しかしながら、パワー動機だけでは幸せにはなれない。

今回は説明の難しい達成動機は省き、
本題にある「性的な快楽の中枢にあるもの」について書いて行きたい。

性の快楽は「親和動機(仲良く)」に由来するのは間違いない。

男と女の究極のコミュニケーションであると考えている。

性行為とは相手が要ると言う一点において達成&維持は非常に難しくなる。

つまり、自分の勝手な思い込みだけでは決して得られない厄介さがある。

若く経験の無いモテない男達はてっとり早い手段としてビデオやアニメに走ってしまう。

これは由々しき事態であると私は感じている。

何故なら、ビデオやアニメの相手とは決してコミュニケーションが成り立たないから。

一方通行の快楽は虚しい。

性には♂と♀がある以上、このような事態は非常に悲しいと看做さないといけない。

一般的に女性は男性よりも遥かに「親和動機」が高いとされている。

争いを好まず、皆と仲良くやって行きたい特徴は、
狩りに出掛けた男たちの帰りを待つ女集団の間で長い年月をかけて確立された進化の一形態とされている。

そして親和動機が男に無いのかと言うとそうではない。

あるのだが下手なのである。

コミュニケーション能力が女性に比べると、自分が劣っていると気付けないほど低いだけ。

つまり、下手だけど女性と繋がりたくて繋がりたくて仕方ない悲しい生き物と言える。

その証拠に。

女性のブログのコメント欄を覗いてみるが良い。

女性がブログを開設した場合、どこから嗅ぎつけてくるのか、
アッと言う間に男のブロガーが集まって来る。

これは男性ブログやフェイスブックでは有り得ない光景である。

それほど性差とは大きい。

そして何故、寄って来るのか。

「繋がりたいから」なのである。

どこかで女性と心で繋がっていたいから。

これは少なくとも2次元に走る男よりは遥かにマシだと思う。

何故なら「コミュニケーションを取りたい」と思って実行して来ている人達だから。

この「女性とコミュニケーションを取り繋がっていたい」と思う心は非常に大切であり、
これこそが性的な快楽の中枢にあるのではないか?と最近つくづく感じている。

一方通行の性的快楽ほど、つまりコミュニケーションの伴わない性行為ほど悲しいものはない、と。

例えば、冷めてしまった夫婦の間の性行為。

不倫相手が別にいるが妻あるいは夫とはたまにはと思いしてしまう性行為。

これはコミュニケーションが無いためかなり虚しいと思う。

あるいはお金を払ってする性行為・・・これも非常に虚しいと思う。

しかし、こうも言える。

たとえお金を払ってする行為でも馴染みになり、
そこに楽しい会話が生じて来るようになればかなりな快楽を齎すようになる、と。

もっと言うと、今この場に相手がいなくても、
電話やメール、LINEなどで会話しながらする行為。

これは「心が繋がっている」ためかなりな快楽を齎すと思う。

・性的な快楽を得るためには相手が必要

・そのためにはコミュニケーションと心の繋がりが必要

「心の繋がり」が無い以上、非常に寂しい人生を送る事になると思う。

何故なら。

「親和動機」を無視しているから。

幸福になるための3つの要素は1つでも欠けた場合、不幸になる恐さがある。

要注意かと。

終わり



余談:性的な事を書くと大抵は30代以上の既婚者の男性に多いのだが。

「超越者を気取る輩」が多い。

「今さらそんな事に興味なんか無いね」と。

「下らない話をするなよ」と。

この種の輩。

病気の人を除いたら間違いなく嘘つきだ。

そう簡単に性は超越など出来ない。

老人会でだって惚れたはれたの世界が展開しているのである。

40~50代の性の超越者を気取る発言は百害あって一利なし。

近付かない方が賢明である。(苦笑)