「協奏曲第11番 ニ短調 2つのヴァイオリンとチェロのための」について

アントニオ・ヴィヴァルディ:「協奏曲第11番 ニ短調 2つのヴァイオリンとチェロのための」
 
この曲を聴くと大抵のCDでは3楽章形式として収録されている。
 
けれどもちょっとした違和感を感じてしまう。
 
5楽章形式とする解釈もあるからだ。
 
実際のところ、3楽章形式とした場合、
この動画の1分40秒から始まる箇所は明らかに同じ第1楽章の中でも違っている。
 
第1楽章は3つに分かれる、もしくは元々この曲は5楽章形式???
 
それはともかく。
 
この動画の1分40秒から始まる曲調を非常に私は好んでいる。
 
フーガ(フガート)形式。
 
最初にチェロがフーガの主題を。続いてヴィオラが。
 
そして第2ヴァイオリン、第1ヴァイオリンが続き4声のフーガを構築して行く。
 
展開がゾクゾクする。
 
特にチェロ。
 
激しくも揺るぎない厳格な短調の旋律はバッハを彷彿させる。
 
大好きな曲だ。