人間関係の基本が変わってきている???

大体、40代以上の人は、
人間関係を良くするためには「酒を一緒に飲むこと」と考えている。

確かに、人は頻繁に顔を合わせている人に親近感を抱く鉄則があるので正しいと言える。

だが、それも状況と程度によりけりだ。

人間関係には間違いなく「余り深く付き合ってはいけない存在」がある。

そして「深く付き合わなくてはいけない存在」もある。

今までの一般的な日本人の男性は、
仕事上の関係を非常に重視して来た。

時に相手のプライベートな時間にまで食い込むような。
(例:休日のゴルフ。接待など)

だが本来、休日とは家族で過ごすのが基本だと少なくとも私は考えている。

この辺の境界線を古い世代は平気で越えてくる。

しかし今の若い世代は全く違うように感じる。

「酒は余り一緒に飲みたくない」

「早く帰って家族や妻、恋人と過ごしたい」

↑当たり前の感覚を当たり前に持てるようになって来たのか?と私は思う。

実はここ何年か、旧世代と新世代と一緒になってやる仕事をしている。

旧世代の人はやたらと音頭をとって盛んに会い、
多くの打ち合わせ以外にも飲み会をやりたがる。

半年くらい前に新世代の雲行きが怪しいと思うようになったので、
思い切って訊いてみた。

すると・・・「限界点に達している」との返答が。

仕事上の付き合いは淡くて良いと思う。

だがその辺の感覚を理解しない旧世代が新世代を巻き込んだ場合、
思わぬトラブルになってしまうと思う。

自分のプライベートを大切にする感覚は素晴らしいと思う。

何でもかんでも酒をみんなで飲んでれば良いと言う時代は去った気がした。

私は圧倒的に新世代の感覚を支持する旧世代だ。(笑)

深く親しくならなくてはいけないのは親子であり、配偶者であり、恋人である。

それ以外は淡くていい。

終わり