「名家の逸品ー母から娘へー」ホテルオークラ東京・別館地下1階アスコットホール(東京・虎ノ門)

平成23年2月26日(土)

菊池寛実記念智美術館を後にした私。

六本木一丁目駅に戻る途中にホテルオークラ東京の別館がある。

そこへ「名家の逸品ー母から娘へー」展を観に寄ってみた。

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ホテルオークラ東京本館や大倉集古館の道路を挟んだ隣に、
 「ホテルオークラ東京別館」がある。

住所的には「虎ノ門」になるが、
最寄駅としては地下鉄日比谷線神谷町駅南北線六本木一丁目駅
銀座線の虎ノ門駅となる。

ここは都内でも有数の超高級ホテルである。

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ホテルオークラ東京別館の正面入り口。

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↑入ると直ぐに巨大な生け花?が出迎えてくれる。
 怖ろしく豪華な雰囲気を醸し出している。
 さすがにホテルオークラである。
 演出が上手いっ!!(笑)
 (^0^;v

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↑素敵な雛人形が飾ってあった。(^^)

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↑「名家の逸品ー母から娘へー」展示会場入口。
 別館地下1階アスコットホール

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↑展示会パンフレット。

さて、私達日本人は普通の家庭に生まれ育った場合、
間違いなく公立小中学校では「民主教育」を受ける。

人間は平等である。基本的人権の尊重うんぬんかんぬん。

これはとても素晴らしい事だと思う。

けれど、間違いなく私達の知らない、普段目にしない別世界が存在している。

知識としては知っているけれども体感は絶対に出来ない世界。

金持ちはいる。

バブル時代には一時的に金を沢山握った人種が六本木や銀座でブイブイ言わせていた。

けれど、代々続いている名家の存在。

この家柄と言うヤツ・・・そして伝統と言うヤツ・・・さらに生まれ育ちと言うヤツ・・・

これだけは決して金では買えない。

それ故、歴代の大金持ちや権力者は最終的に、
いわゆる名家(宮家も含む)と結婚させて、
そういう世界を手に入れようとして来た。

名家の存在・・・これを「物」によって垣間見せようと言うのが今回の展示会の主旨であろう。

最高級ホテルの1つでもある「ホテルオークラ東京」・・・・・

場所としてもふさわしいだろう。(笑)

さて、結論から言ってこの展示会、実に興味深かった。

来ている客層もまるで違う。

宿泊客もいたようではあるが、
皆様ほとんど大変リッチそう、と言うのが大きな印象である。

出品されている作品はそれほど多くはない。

けれども実に面白い。

個人的に一番目をひいたのは表千家の作品だ。

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↑茶道具一式。

これ、素晴らしい。

もちろん詳しくは分からない。

けれど、凄い雰囲気、と言うか迫力がある。

何とも言えない素晴らしい逸品かと・・・・・

これぞ名家の逸品、と言った感じだ。(^0^;v

他にも裏千家武者小路千家、徳川家、三井家などの品々が展示されていた。

単純に金持ちで豪華な品を揃えると言うよりは、
「品格」を重んじる世界をギンギンに感じた。

それを貴族趣味と言って嫌う人もいるであろう。

それでも、金さえあれば何でもあり、
と言う世界よりはマシな気がしている昨今ではある。

名家の存在・・・・・

少なくとも名家はともかく「良家」になりたいと願う庶民には大変参考になる展示会かと。

たかが「物」と言って侮るなかれ。

どんな「物」を好むのか?によっても「人」はその器量を見抜かれてしまうのだから。

終わり