夜の「東京」が好き!!
それは冬の夜でなくてはいけない。
夜が更けたら意味はなくなる。
オフィスでは多くの人がまだ残業している時間帯。
でも外は真っ暗に。
巨大なビル群は煌々と光を発し始め、
昼とは違う顔を見せ始める。
昼とは違う顔を見せ始める。
人々は決して立ち止まらない。
人々は決して振り返らない。
そして去って行く。
古い街並みは巨大なビル群へと変貌して行く。
その間を蜘蛛の巣のように張り巡らされた首都高速と鉄道網。
夜の闇の中に浮かび上がる東京の街は・・・・・
美しいと思う。
それは刹那な輝きだ。
誰もが忘れ去って行くこの街の中で私は立ち止まり振り返る。
遠い過去を思い出し懐かしいと思う。
それは、東京人の潔さとはまるで違うのかも知れない。
それでも私は生まれ育ったこの街の記憶を忘れ去りたいとは思わない。
書き続け、撮り続けたい。
古いアルバムを引っ張り出して思い出したい。
自分の故郷が変貌して行く姿には悲哀を感じる。
それでも僅かに残った過去の遺物と新しい街並みの狭間に揺れながら、
刹那な喜びを享受して行きたいと思っている。
刹那な喜びを享受して行きたいと思っている。
終わり
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