完璧な人「ベンツ合戦において」

親戚に完璧だな、と思っている人が2人いる。

もちろん人間なので「神的」と言う訳ではない。

色々な悩みもあるだろう。

けれど、人としての姿勢が完璧なのである。

今回はそのうちの1人の話をしたいと思う。

その人(女性)はある凄い職業の人と大恋愛の末、結婚した。

相手は「その職業だけ」であらゆる美人が沢山寄ってくるような仕事をしている。

しかし、その男はそういう女性には見向きもしないで、
私が完璧だと思っている女性と結婚するために全てを捧げると誓ってきた。

その女性はまず「タバコ」を男性に止めさせ、
他にも様々なより大きな問題を1つ1つ丁寧にクリアして障害を取り除いた。

紆余曲折はあったようだが、結婚をして子宝にも恵まれている。

その男性はその完璧な人(女性)に生涯の忠誠を誓っている。

さて現在、彼女が暮らしている世界は金持ちの世界だ。

そういう職業の人達の集まりにおいて、
奥方の間では「ベンツ合戦」が始まる。

ベンツのどの車種に乗るのか?が奥方の集団では話題になり、
そのグレードの細かい格付けに一喜一憂し、
それはそれは凄まじい世界が展開している。

ところが・・・さすがに私が完璧だと思っているその女性・・・

「ベンツ合戦」にはまるで興味を持っていない。

買えない、のではない。興味がないのである。

「確固たる自分」を持っているのである。

つい最近知ったのだが、私がもう1人「完璧な人」だと思っている男性がいる。

その男性も「その女性」の事を「完璧な人」だと思っていたのが判明した。

「やはりな」と思った。

こういう人を知ると人間も捨てたものではない、と思う。

終わり



余談:ベンツ合戦・・・・・本当に世の中にはこういう世界が存在している。

   人間、金がどんなにあっても見栄を張り続けたいらしい。

   そういう人達の間で繰り広げられているベンツ合戦・・・・・

   まあ、面白いと言えば面白い???(爆)
   (^0^;v