心地良い敗北感に抱かれて。日本人の原風景・・・

最近の私は都市の写真を撮りまくっている。

私の生まれ故郷である西麻布を中心として。

今の都心はコンクリートの巨大なビルと首都高速に覆われ、
地下には網の目のように地下鉄が走っている。

この洗練された都市空間には紛れもない「美」がある。

他を寄せ付けない圧倒的な煌びやかな空間が演出されている。

都市で生き文化を享受する事こそが人生の本道であるとすら思える。

そんな時・・・

ふとブロ友の記事を見る。

地方の雄大な自然写真が目に飛び込んでくる。

険しい山。川。湖。。。。。

そして里山。棚田や里川。

何故だろう???

こういう写真を見せつけられると心地良い敗北感に抱かれる。

おそらくは日本人の心の原風景を見るからだろう。

コンクリートアスファルトでは絶対に隠しきれない、
日本人が太古より抱いている原風景。

深くDNAに刻まれている消せない光景。

この敗北感は決して失ってはいけない根本の心だと思った。

終わり