東京の真の凄さ

最近、実際の友人でもあるnynja氏と電話で話していると、
以下のような話題になってしまう。

娘の中学受験が終わった2年ほど前から、
もう小学生ではないので、博物館や動物園、水族館見学から、
美術館見学へとシフトした。

そして、それは段々と加速し、
ブログアップと相俟って凝りに凝ってしまっている。

nynja氏も元々そういうのが好きな事もあり、
お互い切磋琢磨して情報を交換している。

例えば上野の「横山大観記念館」などはnynja氏から教えてもらった。

nynja氏は横浜市の人だ。

私は西麻布から横浜へ引っ越してしまった者だ。

引っ越してみて、初めて東京の、それも都心の凄さを思い知った。

横浜もそれなりの都会である。

しかし、都心とは比べる事すら恥ずかしくなるくらい、
美術館や博物館の数が全然違う。

そして、最近知った都心の小さな専門美術館の存在。

これらは圧倒的だ・・・・・

私達が海外に行く時、
必ず寄るのはロンドンでありパリでありニューヨークだ。
つまり首都にまず行く。
(ニューヨークは首都ではないが文化の中心地ではある)

それが大国の場合、凄い数の芸術作品や芸術家が集結する事になる。

nynja氏は言う。

「この事に気付いたのは凄い」と。

都心に生まれ育ってしまうと「当然の事」として享受してきて、
ややもすると無視してしまう。

美術館なんて、博物館なんて、と。

しかし、全然違う。

コレは当たり前の事ではない。

日本と言う大きくて豊かな国に生まれ、
その威力で様々な芸術作品や芸術家が集結している国。

その中心地である都心。

この存在は想像以上に大きい。

文化的なモノに触れられる事は人生の醍醐味でもあると思っている。

休日に普段とはちょっと違う視点で美術館やコンサートホールへ足を運んでみよう。

近くの町の美術館だって良いではないか???

驚くほど素晴らしい世界が展開している。

終わり



余談:ヨーロッパの連中は「この事」を知っている。(もちろん、それなりの人達に限られるが)

   芸術作品に日常的に触れる事が如何に人生を豊かにしてくれるか、と言う事を。

   彼らの会話の中には普通に美術や音楽の話が出てくる。

   それが出来ない者は・・・かつての日本人は「エコノミックアニマル」と言われていた・・・

   そう、人間ではない、と言う屈辱的な表現がされていたのである・・・・・