絶対に期待を裏切る文章と人間の本質について

問題:まずは以下の会話文を読んで、何の場面か想像せよ。

男「な、良いだろ???だから、ね。ちょっとだけ、ね?ね?ね?」

女「あ、いや、やめて下さい。あ、そんなとこ、ダメっ!!
  あ、あ、ああ~~~、う、う、う~~~」





回答:男がなんとか女とセックスに持ち込もうとしている場面である。


さて、ここで問題にしたいのは、人間の本質、あるいは心理の根本である。

昔、ある漫画週刊誌にこんな話が載っていた。

あるヨーロッパの王国での晩餐会の時。

王族が客を送りに立っていて、皆に各々一言声をかけていた。

その時、わざと、
「今日は、このウンコパーティにどうも。死にたくなったでしょ???」
とか言うような滅茶苦茶な言葉を投げかけてみたそうだ。
もちろん、本物の王族が着飾ったパーティの席である。

驚くべき事に、誰一人、気づかなかったと。

余談:実はたった一人気付いたと言う説もあるそうだ。
   「はい、このゲリ便パーティは大変死にたくなりました。」と言うような事を、
   ニコヤカに返したそうだ。
   もちろん、王族は気付かなかった、と。

ここで、この漫画誌では一つの結論を導き出した。

「人間には都合の悪い言葉は聞こえない」と。

そして、特に「セックス」「チンコ」「マンコ」などの性的表現に一番顕著に現れると。

つまり、会話の途中に突然上記の言葉が入って来た時、
脳は聞こえなかった事、つまり無かった事にする、と。

コレは個人的に大変な間違いだと思う。

そうではなく、人間は特に性的表現には敏感に反応する、と言うのが持論である。

そこで、最初の問題に戻る。

会話文を読んだ途端に、
健全な大人の男女ならセックスの場面をすぐに想像したはずだ。

しかし、こう考えたハズだ。

まさか、いくら下品なmasaのブログでもそのものズバリは書かないだろう、と。

そして、別の回答を暗に期待したハズだ。

「何かのオチがあるだろう」と。

しかし、今回の話にはオチは無い。

どうでしょうか???

人間とは性に振り回される憐れで滑稽な、
しかし、愛すべき存在であるかと。

(^0^;v

追記:性が満たされない人生とは憐れである。
   学問、芸術、職業、色々な理性的シーンが如何に満たされようが、
   それらは大脳皮質の一番表側で処理されるモノに過ぎない。

   もっと脳の奥深くにあるモノ。そう、本能。

   これを満たせぬ者は不幸である。

終わり