さよなら夏の天の川・・・


関越自動車道を北へ進む。

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↑暮れてゆく・・・・・

首都圏から100km以上離れない限り、
私達は天の川を見る事は叶わない。

目的地は草津白根山山頂だ。

標高2000mを超える山・・・・・

どうやら私と娘は、ようやく光害の街から抜け出せたようだ。

季節外れの山頂の駐車場・・・・・

ほとんど人はいない。

もう季節は秋。山頂は都会で言うところの冬・・・耐寒装備に着替える。

西の空に傾いた太陽・・・・・

秋の日の釣瓶落としとは良く言ったものだ。

見る見るうちに日は沈み、夕焼けにそまる。

やがて星が一つ、また一つと輝き出す。

そして星達は急速に数を増し、ふと気付くとそこには・・・・・

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↑立ち上がる夏の天の川。

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↑露出を変えて撮影。

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↑星達は饗宴を始める・・・・・

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↑無数の星達・・・・・

しかし、この夏の天の川はすぐに西に傾き始める。

反対側の北の空を眺めると・・・
秋の星座が立ち上がって来た。

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↑カシオペヤ座とhχ二重星団。
 非常に小さいのでマニアの方以外は見分けられないかと・・・

さて、ここでいよいよ星野写真をやめ、
ペンタックスK-mを同架した天体望遠鏡から外す。

代わりにニコンD5000を直接天体望遠鏡に着装。

いよいよ銀河系外銀河に挑む時が来た。

まずは木星を視野に入れ、ピント調整を行う。

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木星の4大衛星。

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木星・・・シンチレーションが意外に悪い・・・

すると、ココでトンでもないミスを発見・・・

MS-3N赤道儀の極軸望遠鏡調整ネジが緩んでいた・・・

どうりで星野写真も星像が流れていると思った・・・(T0T)

即座に再調整に取りかかった・・・

すると・・・娘が言った。

「もう、帰る。つまらない。」と・・・

そりゃそうであろう。

今日は天体撮影・・・娘にとっては面白くもなんともない・・・

娘は完璧に飽きてしまった・・・

もはや、これまで・・・(T0T)

娘が私と一緒に行動してくれるうちが花。

系外銀河は諦めて帰路についた・・・

これから・・・と言う時に・・・

いずれまた、挑戦したいと思う。



マニア向け撮影データ:

天体望遠鏡:PENTAX75SDHF

赤道儀:PENTAX MS-3N

カメラ:星野 PENTAX K-m レンズ28mm単焦点FA
 
    リレーレンズ・直焦点 ニコンD5000

今回の撮影は大失敗であった・・・・・

あろう事か極軸望遠鏡のネジを締め忘れてしまうとは・・・(TT)

お陰で完璧な追尾が台無しになってしまった・・・

暗闇での作業・・・慣れないと大ポカをやる・・・

それにしても天体撮影の天敵・・・それは娘(爆)

次回、ご期待を・・・

つまらない写真で失礼しました。
m(u u)m