「皆既日食観測」豆知識シリーズ その2.

「最も劇的な皆既日食とは?」

やはり、夏の暑い場所で、真昼間の非常に高い高度に太陽がある時。

もちろん、快晴の下で。

そして、5分を超える長い皆既時間。
(ちなみに5分を超える皆既日食は「大皆既日食」と呼ばれる)

涼しくなる感覚が劇的に感じられる。

暗くなる感覚が劇的に感じられる。

皆既直前の異様な濃い黄色の闇。否、黄土色と言うべきか。

ドッカーーーーーンと突入するダイヤモンドリング

神の領域に一気に突っ走る。

母なる太陽が真っ黒になり、ほぼ真上にある場合、
実に神々しく感じられる。

否、恐怖の塊か!?

そして今回の皆既日食は・・・・・

もし、見られたら・・・・・

その条件を全て満たしている。
(-0-;v


今回の皆既日食の継続時間は最大で6分37秒。(硫黄島近くの海上
これ以上長いのは21世紀中には起こらない。

ちなみに皆既日食の理論上の最大継続時間は7分31秒である。

さらに、紀元7000年までに予測されている最長のは、
2186年7月16日の7分29秒である。

もし、東京にお住まいの方が、東京で居ながらにして見たいと思った場合。
2762年8月12日まで待つしかない。
過去に東京で見られた一番近い皆既日食は1460年、室町時代の事である。

皆既日食を「特定の場所」で見ようと思った場合は、
600年くらいに1度と言われている。

大体、1年半に1度くらいの割合で、
世界中のどこかでは見られる現象ではあるが、
狭い範囲なので、実際に観測できる時間・場所は極めて限られている。

2035年9月2日には水戸、宇都宮、前橋、長野、富山に皆既帯がかかる。
東京・横浜はギリギリで皆既にならない。

皆既日食の世界・・・なかなか想像を絶するかと・・・
(^0^;v