中学受験の「噂」が受験生の親を悩ませる・・・

近所にこれから中学受験を控えているご家庭が何組かいる。

昨夜、電話があった。

その子は横浜女子御三家狙い。

「Fって、願書欄に親の年収を書くんですか?
 なんか受験仲間の間では、年収の調査までされるって聞いたんですけど・・・
 (↑かなりアセッているご様子・・・)
 ウチは普通のサラリーマンの家庭・・・ダメなんですか?」

私立中学には色々あるので、絶対にこうだ、とは言い切れないが、
「F」については確答できる。

今年、いきなりの書式変更でもない限り、
「有り得ない」。

最近は個人情報保護法とやらの影響か?そんな個人情報の記入欄はなかった。

ちなみにもう一つの横浜女子御三家の「YK]も同様。

さらに、たまに、
「ウチは母子家庭なんです。ダメですよね・・・」
と言うような質問も。

少なくとも断言できるが、
「F」「YF」以下中堅校の「D」「J」「K」「YF」「M」・・・

全部、そんな記入欄はなかった。

塾の先生も
「余程の宗教校は別として、
 基本的には学力勝負になってきます。」
と断言していた。

母子家庭の子も娘の塾から堂々と「F」に合格している。

まあ、ウチも色々抱えている家庭故、
痛いほどその気持ちは理解できる。

しかし、少なくとも、
塾の先生、某有名私立校の先生も断言していた。

「中学受験はペーパーテストの学力勝負です。
 テストの点数でほぼ全部決まります。」

一見すると、非常に危険な判断基準にも思えるが体験上断言できる。
「人」の価値判断が入った場合の方が(例えば面接重視とか)遙かに試験は混乱する。

具体例:現在の小学校の成績は「先生の価値判断」で決められるため、
    先生が変わると平気で10や20の成績移動が起こる。
    そのため、正確な学力を反映しない。

中学受験は怖ろしいまでに「学力勝負」の世界だった。
しかし、その方が遙かに納得できたのは言うまでもない。