「テロや武力攻撃から身を守るために」東京都の無料配布マニュアル( ・_・;)

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先日、僅かな時間差で間に合わなかった防災展。

しかし無料配布のカタログ類は少し残ってたのでもらって来た。

今、読んで大変驚いた。

「テロや武力攻撃から身を守るために」
東京都の無料配布マニュアル。

30年くらい前とは隔世の感がある。

昔は平和だと思い込まされ、
平和、平和と口先だけで言っていれば、
戦争もテロも地震も起こらないと思っていた感覚がある。

実際、地震に備える人すら小馬鹿にする風潮があった。

ましてテロや武力攻撃などに備えるなどと言ったら、
狂人扱いされた時代だった。

実は当時から平和なんかではなかった。
(戦争が無いと言うだけで)

地震、台風、水害、拉致問題、米軍基地問題、冷戦、北方領土問題、竹島問題、尖閣諸島問題、サリン事件等々・・・

松本サリン事件が起きた時、
誰がテロを想像したろうか?

私の記憶ではFBI?のアメリカの専門家だけが、
「これは東京など都市を狙ったテロの実験だ」
と主張していたが、
当時の日本人は笑い飛ばしていた。

嫌なものは見ようともしないこの国民性・・・

そして備える者を蔑む事で、
平和主義者になり安全までも得たと思い込む者・・・
結構身近に沢山いた・・・

今、ようやく、善かれ悪しかれ危機管理の問題が冷静に語れるようになったと思う。

この東京都の無料小冊子には、簡単とは言え、
生物・化学・核兵器による攻撃を受けた際の説明がある。

さらに弾道ミサイルや特殊部隊、
船舶や航空機による攻撃についての簡単な説明まである。

私が現時点で理想としているスイスには足元にも及ばないが、
少なくとも東京都は大いなる一歩を踏み出していると思った。

ちなみに私は平和主義者である。
戦争なんてとんでもないと思っている。

しかし残念ながら娘の小学校時代の学級崩壊・イジメを体験し、
ニコニコしているだけでは平和は来ない、と思い知らされた。

大変残念ではあるが不幸にして攻撃的人間を前にした時、
戦わないと弱者である子供からヤラレテ行く。

戦いと言っても即暴力を意味する訳ではない。

総力戦になる。
むしろ暴力の使用は最悪の最終局面。
私はギリギリ使わずに済んだが・・・

たかが小学校でさえ(失礼)子供の命に関わる体験をしてしまった。

大袈裟ではなく緊急保護者会の席で泣きながら命の危険を訴えていた母親がいた・・・

何故、たかが遠足に行くのに命の心配をしなくてはいけないのか?と。

義務教育・平等教育の名の下に暴力児に対して何の措置も取れなかった・・・

酷い小学校時代だった・・・

ましてや国レベルにおいては一歩やり方を間違えると大量死の危険がある。

そう言う意味で私は現在、
「現実的平和主義者」かもしれない・・・

やはり理想としているのは強力な軍隊のある永世中立国家。

スイスのような。

平和、独立、民主主義、永世中立・・・

守るのには金も血も必要になってしまう現実を頑ななまでに受け入れている国・・・

日本にとって道は極めて困難であると思っている・・・
(`・ω・´)