ウォークマンと第九交響曲

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先日娘のクリスマスプレゼントにウォークマンを買ってあげた。

かなり面白そうなので、自分でも買ってみた。
ヨドバシカメラで1万2千円くらいの2GBのヤツだ。
(写真参照)

自分で使ってみて、かなりびっくりした。

CDのコレクションの中から、お気に入りの曲全てが、
この小さいヤツに楽勝で収まってしまう。

FMトランスミッターと言うヤツを付けると、
カーラジオからウォークマンを操作しながら聴ける。

今日は大晦日
先程ガソリンスタンドで洗車とオイル交換をした。

かなり時間がかかったが、
その待ち時間を利用して、
ウォークマンでベートーベンの第九交響曲を聴いた。

忙しい年末のガソリンスタンド。
めまぐるしく行き交う自動車。

そんな中、荘厳に流れ始める第一楽章。
大変シュールな感覚を味わえた。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリンフィル、1984年の盤だ。

カラヤンのこの第九交響曲は、
「完璧」な演奏だと思う。
全盛期のカラヤンの良さが凝縮されていると思っている。

しかし、「完璧」=「最高」ではない。

個人的に「最高」の第九交響曲は、
フルトベングラー指揮、1951年、
バイロイト祝祭の盤だと思っている。

録音はもちろんアナログのライブ録音、
演奏もカラヤンと比べると、
テンポの取り方など最後の詰めは滅茶苦茶と言って良い。
でも、この盤は「熱い」。
ロックンロールのような第九だ。
最高に好きだ。

他にはバーンスタイン指揮、
ベルリンの壁崩壊の時の東側と西側の合同の歴史的演奏。
「Freude(喜びよ)!!」→「Freiheit(自由よ)!!」に変えた感動物。

カール・ベームも好きだな。
でもレコードの盤しか持っていない。

まあ、ウォークマンのお陰で簡単に音楽を聴けるようになった。
本当はRogersを鳴らしたいのだが、
実に身近に聴けるのが良い。

さて、あとしばらくしたら、
娘を塾に迎えに行かなくてはいけない。
正月特訓が始まっている。

自動車の中で、
カラヤンの第九の残りの3楽章と4楽章を聴くとしよう。
(^^)