フライフィッシングの悦楽

昨夜チョイ見した「リバーランズスルーイット」の場面で、
「釣り師」の感覚を表しているシーンが2つ見受けられ、
思わずニヤリと笑ってしまった。

フライフィッシングはかなり格好をつけた釣りだと思うが、
(道具の凝り方、蘊蓄の凄さ、ハマルと底無しだ)
やはり釣りは釣り。

二人の息子達と魚の大きさを競った厳格な(神父の)父が、
一番大きいのを釣り上げ、さりげなく自慢するところ。

久しぶりに釣りをした兄が、なかなかキャスティングが上手く行かず、
イライラしているが、
何回目かのロールキャストがビシリとキマリ、
思わずニヤっとするところ。

釣り師の持つ哀しい性が良く描かれている。

もちろん大物がかかった時のファイトシーンは格別である。

原作の「マクリーンの川」とともに、
大変良い作品だと思っている。