中学受験の(すごく)嫌な話し 3(後編)

その「女の子」とは、ヤ○ザの娘だそうだ。
しかもその親はク○リもやっているらしく、
とても文句を言える相手ではなかったそうだ。
と言うより、まともに話しの出来る正常人ではなかった。

その子も子で、クラス内で少しでも気に入らない事があると、
低学年の頃からカッターナイフを振り回して大暴れしていたそうだ。

中学年の頃から生徒達は絶対に「あの子」と一緒のクラスにはなりたくない、
と言い始めた(当然だが)。

徐々に他の同学年の子供・親たちも、
ただ別のクラスになるだけではなく、
その先の「中学」の事まで考えるようになり、
結果的に6年生の段階でその小学校の受験率は50%を超えたそうだ。

しかも、この噂は、進学予定の公立中学の、
別の小学校の親にまで知れ渡り、
その地区一体の中学受験率が大幅に増えたそうだ。
(以上、友人談)

この事を聞いて、私は自分の娘の「学級崩壊」「いじめ」「不登校」の問題を思い出し、
今の教育の「膿」の部分を見せ付けられた。

たった一人の「異常者(子供の犯罪者と言ってよい)」に対し、
教師、親は何の手段も講じられない。

もちろん「言葉」による注意はするだろうが、
言葉を聴かない相手に対しては完全に無力になる。

残念ながら今の公立の義務教育機関には、
根本的なところで「勧善懲悪」は存在していない。

あるのは「加害者の権利」のみ。

この事は実際に起きてみないと決して分からない。
しかも自分の子供が被害者にならない限り決して分からない。
所詮他人事だ。

表面だけは「戦後民主主義教育」の聴き心地よい「言葉」に包まれて、
安心していた。
「平和」「みんな仲良く」と言っていればホントに平和になると思っていた。
そして平和だと錯覚していた。

(念のため、私は戦後民主主義を全否定する者ではない。平和主義は立派な概念だと思う。
しかし、少年法に代表される刑罰の甘さには大反対している)

前にも書いたが、子供の通っている小学校には、
「凄まじいイジメの加害者」が存在している。

一人の女の子(未だに不登校・入院中)の人生を狂わせた「くず野郎」だ。
ソイツも不登校になったと聞いて安心していたのだが、
この9月から再び恥知らずにもノコノコと登校してくるようになった。
(以前、その親は転校すると言っていたにもかかわらず)

子供が犯罪者で親も恥知らずだともう打つ手はない。
人を殺しても下手すると「加害者」は登校してくる。
日垣隆と言うジャーナリストが自身の体験談を書いている)

これが今の義務教育の実態だ。
もし「言葉」の分かる生徒だけで構成された学校に通っているなら「幸運」だと思う。

重い話しで申し訳ありませんでした。
m(_ _)m