中華料理

さて、もうすぐお彼岸だ。

うちの先祖のお墓は横浜にあるので、
小さい頃から法事で親戚が集まった際は、
必ず横浜中華街で食事をするのが慣わしだった。

ところで、私の友人に大恋愛の末、
中国人女性と結婚したヤツがいる。

彼女は東京の某所でレストランを経営していた事があり、
一癖二癖ある中国人客を唸らせていただけあって、
「料理の天才」と言って良い。

私の周りで彼女の作った肉まんを食べる恩恵に授かった者は全て、
「今まで食べた肉まんの中でダントツ最高に美味い」と言う。
うちの隣近所でも伝説になっているほどだ。

ちなみに「皮」は手作りか時間の無い時は、
行きつけの中華食材専門店の特定の「皮」を使用する。
中身には彼女の生まれ故郷で採れる「川海苔」を取り寄せ混入する。
その味は・・・
ああ~食べた者でないと決して分からない・・・・・ああ~
(^^;

現在は子育て中なので、周りに振舞う分までは出来ないのが残念だ。

中国人の料理にかける情熱はハンパではない。
いずれエピソードを書きたいと思っている。

日本人で中国人の料理感に近い人種は「大阪人」だと思っている。
残念だがこと料理に関して東京は話にならない。
東京は「高い、不味い、愛想悪い」の三拍子。
大阪は「安い、美味い、愛想良い」の三拍子。

もちろん東京にも美味しい店は沢山ある。
しかし大抵高い。

こと料理に関して東京人には致命的な欠点がある。

一番の違いは「不味い料理」に文句をつけない事だと思っている。
東京人は決して文句をつけない。
しかし、中国人と大阪人は店に堂々と文句を言う。

ちなみに中国人は店に作り直しを命じる事さえあるそうだ。
実際にその友人が体験したそうだ。

この違いが「安い、美味い、愛想良い」につながっていると思い至っている。

さて、最近中華街で好きな店は「謝甜記」だ。

40年くらい前から知っている店だが、
(つまり幼稚園児の頃から)
当時とは代替わりしてしまった。

しかし、店の作りは昔と大差無いように思う。
二号店が出来たようだが、行った事はない。
やはり本店で食べたい。

「お粥」の専門店なので、豪勢と言う訳には行かないが、
その味は一応昔のまま保たれていると思う。

好き嫌いの激しい娘も、ここの「豚肉粥」は好きだ。

最近の傑作は「焼きそば」ではないかと思う。
この味は、日本には有りそうで無い中国焼きそばの味なので、
好き嫌いが分かれるかもしれない。
しかし、私は大傑作だと思っている。

今度のお彼岸に行く予定だ。
相変わらず行列が出来てしまうだろうが、
まあ仕方ない。
並ぶとするか・・・
(--)