扇風機

子供の通っている公立の小学校で、
やっと夏期に扇風機を使う事が認められた。

しかし予算不足のため、
家庭で要らなくなった扇風機の寄付を呼び掛けてきた。

よくよく考えると今さら認められた事も異様だが、
ここまでは良しとしよう。

全校で十数個しか集まらず、仕方ないので、
寄付のあった学級から順番に使う事にしたそうだ。

私の家に偶然タイマーのつまみだけ壊れた使わない扇風機があったので寄付した。
しかし、隣りのクラスから不公平だとクレームがつき、
学級会の結果、皆が揃うまで使わない事が決定した。

たかがこれだけの事であるが、
自由と平等について考えさせられた。
自由と平等は決して両立しない。
両方とも程々でないとおかしな事になる。

今の公立小学校は平等を大変重んじている風潮を感じる。
この扇風機の件一つとっても「平等」に重きを置いているのが分る。

この一件は、学校がおかしいとは特に思ってもいないし、
クレームをつけた隣りのクラスが変だとも思っていない。
ただ、横並び式のゆとり教育か・・・
と何となく釈然としない思いでいる。

昔と違って、このクソ暑い夏、鉄筋コンクリートの建物の中で、
冷房も扇風機も無く勉強ってできるのかな・・・?
(少なくとも私自身はそんな環境下で集中して勉強、仕事も出来ないと思う)

温暖化の影響か?、6月でも晴れれば平気で30度を超えるし、
10月初めまでかなり暑いし・・・
まあ、長い夏休みが救いですが・・・