1954年 日本
小学生の時に初めて確か映画館で観て、
その後、テレビでも観た記憶がある。
今回、改めてU-NEXTで観たら。
実に3時間27分の作品だった。
かなり忘れているシーンやカットされた?シーンなどがあり、
結構斬新に思えてしまった。
全く飽きずに観ることができた。
平成時代の終わりに観ても実に面白い映画だと思った。
百姓達の悲惨な生活と、実はしたたかで逞しい生活の対比が巧みに描かれている。
特に恋愛シーンにおいて、死を目前にした人間が如何に行動するのか?と言う視点が生々しく、悲しくもあり、ユーモラスでもある興味深い演出を改めて感じた。
「七人の侍」は派手な演出に目がいってしまうが、
なかなかどうして、色々な人間の生きざまを見事に見せつけてきた作品だったと、
今更ながら思った次第。