IWC脱退と日本人の本質

日本がIWC(国際捕鯨委員会)を脱退する。

かなり意外に思った。

当記事において書きたいのは脱退の良し悪しではない。

この73年以上、日本人が構築してきた戦後民主主義の精神、
すなわち「みんな仲良く、話せば分かる」から著しく逸脱する行動に驚いているからだ。

この脱退は、かつて歴史で知る国際連盟の脱退とかぶってくる。

そして戦中戦前の某アジア諸国の3か国に伝わっている日本人についての噂が全く同じだったのを思い出し、
う~ん、と唸っている状況だ。

その某アジア3か国では日本人をこう思っていたそうだ。

「日本人はバカだ。
 何故なら日本人は同じ嘘に3回も騙されるからだ。
 だが絶対に貴方は日本人を騙してはならない。
 何故なら3回騙した後、その日本人は貴方を殺しにやって来るからだ。」

この日本人観、かなり当たっていると思う。

特に戦後民主主義に生きる現代日本人は温和で戦いを好まずニコニコしている。

しかしそれは日本人の本質ではない。

忍耐強いだけだ。

日本人同士ならかなり上手く機能するが生憎外国には通用しない。

しかも外国は、相手が弱いと見たらとことん攻めて来る。

IWCでの日本は、かなり譲歩して来たように思うし、
担当していた某官僚は日本人には非常に珍しい論客だったのも覚えている。

だが、とうとう限界に来たのだ、と思う。

現在の環境保護団体の圧力は極めて暴力的であり、
差別的であり、嘘も平気でつく連中がいる。

私は日本人でありながら日本人が恐い。

一旦ブレ出した日本人は止まらない。

例え相手が巨人だろうが平気で殺しに行く。

勝ち負けも後先も全く考えないで感情に突っ走って行く。

戦後初めて日本人が強烈な意志表示をした事に対する嬉しい感覚もあるが、
ともかくこの事態は想像以上に恐いと思う。

だからと言って支持しないと言う訳でもないのが厄介だと思っている。

終わり