難民100万人を受け入れるとどうなるのか???簡単な試算

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ドイツは難民を100万人受け入れました。

今のドイツは国が二分してしまい、
メルケル首相はもう次の政権は取れないことが確定してしまいました。

多くの日本人は当初、メルケル首相の判断を凄いと絶賛していたと思います。

さすがにドイツはやるな、と。

またベルリン・フィルも全面的に支持し、
これは始まりに過ぎないと豪語していました。

リベラル系の思考をする人達はこの種の人道支援に非常に積極的であり、
それはそれで素晴らしい姿勢であると思っておりますが・・・・・

しかし物事には限界がある、と言う当たり前の事実があります。

ここで100万人という数字がどういうものなのか、
改めて考えてみたいと思います。

ドイツの人口は8280万人です。

日本の1億2700万人よりは少ないですが、
ヨーロッパでは大国です。

そんなドイツが8280万人の人口にも関わらず100万人の難民を受け入れた、と・・・・・

さて。

実は日本の県庁所在地で100万人を超えるのは10しかありません。

中でも、もっとも100万人に近いのは、
第10位・仙台市の約109万人もしくは第11位・千葉市の約98万人です。

仙台市千葉市です。

日本人ならこの2つの都市がかなり巨大であるのが直ぐに理解できるはずです。

つまり、仙台市千葉市の全員が難民であると想像して下さい。

あれだけの広さの中に約100万人が分布して生活している訳なのです。

ここで、難民は1人あたり1ヶ月いくらかかるかを試算してみましょう。

これはもちろん正式な計算ではなく、
簡単で分かり易くするのを目的としているため、
ザックリとしたものです。

食費1日あたり非常に少なく見積もって1000円とします。
(食材費以外に輸送費、人件費などもあるためこの数字にした)

すると1000円×30日=30000円

この他に居住費、上下水道代、光熱費、衣服などの提供があります。

さらにいずれ働いてもらうのを想定して言語教育費もかかります。

そして忘れてはならない医療費があります。

計算し易いように、合計を凄くザックリと低く見積もります。

広大な空き地にテントを張るとかとして。

それでも1人あたり1ヵ月50000円はかかるとみていいでしょう。

凄く少なく見積もって、です。

プレハブ住宅を建てるなどしたらもっともっと巨額になるのは言うまでもありません。

100万人×50000円=・・・・・何と≪500億円≫。

つまり1ヶ月約500億円が数年単位でかかり続けることを意味します。

1年だと500億円×12=6000億円です。

もし日本が受け入れた場合ですが、
日本の国家予算は一般会計で約100兆円です。

6000億円と言う数字はかなり少なく見積もっていますから、
下手をすると日本の国家予算の100分の1を難民に充てる事を意味します。

もちろんこれはかなり大雑把な計算ですから、
やりようによっては低くする事も出来るでしょうし、
もっと大きくなる可能性もある訳です。

ちなみに2015年のドイツの統計では経済的負担は1兆3200億円になる可能性があるという報道もありました。
(出典:ドイツの日刊紙「フランクフルター・アルゲマイネ」の統計)

いずれにしても100万人という数字の巨大さが分かるかと思うのです。

そしてドイツ国内の政治はかなり微妙な状況になっているようです。

人道支援により国家が転覆してしまい、
国が維持できなくなってしまう事態・・・・・

これ、有り得ない話ではありません。

上記の数字を見てそれでもドイツはまだ続けるべきだと主張する人がいた場合。

何を考えているのか?としか言いようがありません。

終わり



余談:

この非常に大雑把な概算ではありますが、
100万人を基準と考えた場合、
50万人なら年間3000億円、
10万人なら年間600億円と下がって行くのは言うまでもありません。

日本が出来る人道支援はどのくらいなのか???

無制限に考えていたら簡単に国家財政は破綻します。