映画「秋刀魚の味」小津安二郎監督

1962年 日本
やっと借りられた。
「東京物語」も凄く良かったけど、
個人的には「秋刀魚の味」の方が好きかも。
ともかく小津作品は人間の営み。
楽しくて愉快で。
酒と肴と語らい。
それこそが人の幸せの基本なんだと思わせられるのだが。
でも次の瞬間、耐えられないような孤独感をいきなり突きつけて来たり。
小津安二郎監督は孤独の描写を単なる部屋の風景だけで恐ろしく迫ってくるような表現をしてくる。
あるいは惨めな人間の描写。
若い時は美人でそれなりだったが結局結婚出来ないで、
老いた酔っぱらいの情けない父と2人暮らしの中年独身女性の惨めさを、ここまで演技で表現してくるのか!?、と。
観ていていたたまれなくなるほど惨め。
そして結婚。
女の結婚とはこうも簡単に昭和時代は決まっていたのか?と驚くと同時に、
果たして平成時代の人は幸福なのだろうか?と思わせられてしまう。
男も女も結婚に焦り、結婚に突っ走っていた時代の健全さ。
親が子を思い、子が親を思う時代の健全さ。
自然で健全な人間の営みの美しさ、楽しさ、そして孤独。
あ~小津作品、素晴らしい~♪♪
そして昭和時代の名女優も凄いとしか言いようがない。
小津安二郎監督の映画は素敵な作品のオンパレード。
まだまだ続きそう。(笑)
終わり