林家彦いち師匠とキャンプ

「極上!三ツ星キャンプ」と言うBS日テレの番組に林家彦いち師匠が出演していた。

寄席で見る彦いち師匠は面白い新作落語をやる方で、
空手もやっていた武闘派と言う印象だった。

キャンプの達人でもあったのを知って非常に驚いた。

ヒマラヤやユーコンまで遠征していたのである。

しかも野田知佑氏らとも行動を共にしていたと知りさらに驚いた。

野田氏のエッセイは結構読んだが彦いち師匠のことは記憶になかった。

彦いち師匠はそれでもソロキャンプを基本としている方で、
番組の案内役は田中ケン氏で、この方は日本で最初にアメリカンキャンプスタイルを導入した、
木村東吉氏と交流のある、いわば新しい今の日本のキャンプシーンを作った元祖の1人と言える。

彦いち師匠のソロキャンプに合わせて田中ケンさんもソロに寄せた装備で臨んできたが、
そこはやっぱりアメリカン。

色々と面白いグッズを取り出して、それぞれがお互いの足りない部分を補いながら、
男2人だけど、それはそれは光り輝くようなキャンプシーンを演出してきた。

まさに極上!三ツ星キャンプだった。

娘が中学生になって以降は泊まりのキャンプは全くやらなくなっている。

田中ケンさんが経営するキャンプ場では最近、
子育てが一段落して家族と行動できなくなったお父さんが、
ソロでやって来ているケースを見掛けていて、
「寂しそうだな」と思っていたそうなのだが、
彦いち師匠との男キャンプを通じて、考えを改めたと語っていた。

なかなかどうして。

経験に裏打ちされた装備を持参した実力のあるキャンパーが魅せるソロキャンプシーン。

素晴らしかった。

またキャンプに行きたくなってしまった。

終わり