暴力とスポーツ

最近、やたらとスポーツ界の暴力事件がある。

１つの競技だけにとどまっていない。

非常に多くの競技において暴力事件やパワハラが問題になっている。

驚くべき事に、協会のトップクラスでも暴力やパワハラのオンパレードで、
次から次へと出てくるわ出てくるわ。

しかし私は全く驚いていない。

むしろ何を今更感が凄くある。

かなり昔から私は日本のスポーツ界には不信感をもっていた。

例えば高校の運動部では未だに坊主頭が強制されるケースが異常に多い。

何故？？？

何故、野球をするのに坊主頭にしなくてはいけないのだろうか？？？

また運動部ではなくても、昔から体育教師の暴力性は誰でも知っている。

カッとなって殴る蹴る。

それほど珍しい光景ではない。

つまり、暴力とスポーツは元々非常に近い関係があると言える。

勝つためのアプローチの１つとして、
絶対的服従を強いた方が統制が取れてやり易いのも事実だ。

もちろんそうではない指導者が多いのは分かっている。

だが、問題はそのスポーツの頂点に君臨している協会ですら多発している現状にある。

これは一部の例外ではないのだ。

日本人の多くはスポーツ教信者と言ってもいい。

子供にスポーツをさせるのは健全な成長には欠かせないとすら思い込んでいる親も多い。

しかし間違えてはならない。

我が子を暴力やパワハラの被害に遭わせてしまう確率が飛躍的に高くなるのだけは視野に入れておくべきだ。

そこをまるで考えないで「どうしてこんな事に？」と言うのはおかしい。

これだけの不祥事が次から次へと出て来ていてまだスポーツ教信者でいるのは罪深いと思うべきであろう。

終わり



追記：

私はスポーツがダメと主張している者ではない。

組織のあり方がおかしいケースが非常に多いと思っているだけだ。

体育会系的な物の考え方は時に非常に暴力性が強く、
事件になる可能性も高く、実際に事件になっている現実をもっともっと直視すべきである。