静寂に包まれて

静かです。

毎年毎年この日になると急速に街が静かになると幼い頃から感じてました。

独特の静寂感があると思っています。

自動車や人が少なくなり、工場やお店も閉まるからでしょうか。

いてもたってもいられないほど静かになります。

先ほどは消防団の火の用心が来て、拍子木の音が響き渡り、
静けさを余計に際立たせてくれました。

冬の首都圏は晴れ渡り、空気は乾燥して、平野を冷たい風が駆け抜ける日が多いです。

夜は放射冷却で急速に寒くなります。

先ほどまで家族とテレビを見ていました。

暖房の効いた部屋で笑っていました。

今は自分の部屋のベッドで布団にくるまり、電気毛布を点けてヌクヌクしています。

娘が今、寝るために部屋に行く足音が聞こえました。

外が静寂と寒気に包まれても、
家の中に家族がいれば賑やかで暖かいと思いました。