9日(日)の浅草演芸ホール、昼の部では柳亭左龍が「真田小僧」、
続く五明楼玉の輔が「紙入れ」をやった。
どちらも不倫に関わる噺で私は大変好んでいる。
「真田小僧」は、子供が父親からお小遣いをもらおうと、
母親が父親の留守中に按摩さんを呼んだのを不倫風に語り、
見事に父親からお小遣いをせしめる噺。
「紙入れ」は、お世話になっている人の奥さんとデキている若い男が不倫の時、
旦那が帰って来てしまい、慌てて逃げるも紙入れを忘れたので焦る噺。
どちらも不倫と言う人間の業を笑う滑稽な噺ではあるが、
人間の本質を突いてきていると思う。
論理や道徳、倫理も嫉妬や猜疑心にかかっては一気に崩壊する人間の悲しい習性。
左龍も玉の輔も上手い上手い。
凄く笑ってしまった。
人間って面白いな~、と。
(^w^)