「醒睡笑」
安楽庵策伝
講談社学術文庫。本体1880円(税別)。
落語の祖と言われる
安楽庵策伝が編纂した江戸時代初期の笑話集。
現代の寄席でも演じられる作品もあり驚く。
例えば先日寄席で「平林」と言う落語を聴いた。
これは平林の読み方が分からずに「たいらばやし」やら「
ひらりん」やら適当に言う人を笑う噺なのだが、
てっきり私は現代の
新作落語かと思っていたら、
立派な
古典落語どころか、この「醒睡笑」の巻六に集録されている落語の原典の1つだった。
700頁を超える本なのでゆっくり焦らずに楽しんで行きたい。