ルノワールを超えて
註:当記事は厳格な校正をしているため誤字脱字はありません。
≪ルノワールを超えて≫もしくは≪大相模≫
作者不詳 1970年代?
色鉛筆・画用紙 183×215cm
個人蔵
ルノワールは晩年、太った女性に最高の美を感じ、
太った女性を称える多くの作品を残している。
ルーベンスに影響を受けていたと言われている。
しかしこのような姿勢は間違っていると思う。
最も美しいのは太った女性なのだろうか?
古代ギリシア人達。
はたまたルネサンスの巨匠ミケランジェロ。
彼らは男のヌードこそ最も美しいと考えていた。
であるのならば。
「太った男のヌードが最も美しい」
何故西洋絵画はこのような当然の帰結点に達しなかったのか?
そこが白人の限界である。
印象派の画家達に多大な影響を与えていた我が二本の絵師は最初から太った男のヌードに最大の美を感じていた。
この先進性。
もちろんそれは「相模」である。
大相模。
歴史と伝統の塊、大相模。
太った裸の男、席取り達により競われる神聖な競技「大相模」。
それは昭和時代と呼ばれた大昔から既に大変な人気があった。
地層の発掘調査によれば「虚人、大砲、やきもち焼き」というのが昭和時代のトレンドだったようだ。
この絵画では太った男の美しさが極限まで描き切られている。
何故厄介な物が沢山出て来る女性の尻やら胸やらに美を求める?
何も語らない突き出た男の脂肪腹こそ美しい。
終わり