ショッキングな出来事
先日、横浜の写真を撮りに行った時、
とてもショッキングな出来事があった。
正直、しばらくの間、かなり落ち込んでしまった。
撮影の前に神奈川県立歴史博物館で「こもんじょざんまい」展を鑑賞したのだが。
この展示会は源頼朝や義経など様々な古文書がある興味深いものだった。
しかし、基本的には全く読めないので、
微妙に足早に鑑賞していた。(苦笑)
ところが。
私はある古文書の前で足が止まってしまった。
そしてしげしげとその古文書を眺めた後、
じっくりと説明を読んで愕然としてしまった。
重要文化財「女子いぬまさ売券」鎌倉時代。
自分の娘を売る事に同意した父親の古文書。
この時代、当たり前ではないか?と笑い飛ばす方もいるだろう。
しかし、基本的人権が保証された現代の日本においても裏社会では人身売買は存在している。
当時は公的に行われていたのであろう。
自由、平等、博愛、民主主義、基本的人権の尊重、福祉、
様々な現代社会の恩恵を受けている私達だが、
歴史的には血塗られた世界がつい最近まで続いていた。
いや、今でも続いている。
時に歴史は私達に非常に残酷な一面を突き付けて来る。
目を背けてはならないと思う。
とは言え、この歴史的事実は娘を持つ父親にとって衝撃的過ぎた。
古文書ではあったが、人身売買の実物の書は余りにも私には厳し過ぎた。
終わり