「美術にぶるっ!」東京国立近代美術館(北の丸公園)

2012年11月18日(日)

「美術にぶるっ!ベストセレクション日本近代美術の100年」東京国立近代美術館北の丸公園

東京国立近代美術館・・・MOMAT・・・

↓自動車で行く場合は以下の動画を参照されたし↓


電車の場合は東京メトロ東西線竹橋駅 1b 出口より徒歩3分

イメージ 1


イメージ 2


イメージ 3


東京国立近代美術館。入口、展示会看板、2階のベランダ。

ユニークなアート仕掛けが各所に意外にもある。

※ 東京国立近代美術館における撮影について。
  「常設展」の場合、入口で申請し許可をもらいシールを受け取れば撮影可!!
  (一部不許可の作品があるので要注意。三脚、フラッシュは禁止)


さて、この展示会。

基本的にはこの美術館の所蔵作品を一気に投入して来たような展示会だ。

レベルは極めて高い。



イメージ 4

↑「生々流転」横山大観 重要文化財
 絹本墨画・画巻 1923年
 40mくらいの絵巻。
 超弩級



イメージ 5

↑「道路と土手と塀」岸田劉生 重要文化財
 油彩・カンヴァス 1915年

 これは凄い。岸田劉生って天才だと思う。
 近くで見ると精密な描写が素晴らしい。
 


イメージ 6

↑「麗子肖像(麗子五歳の像)」岸田劉生
 油彩・カンヴァス 1918年

 今回は麗子像はこれ以外にもう1点展示してあった。
 割とこのシリーズは不気味だと思う。(笑)



イメージ 7

↑「五人の裸婦」藤田嗣治
 油彩・カンヴァス 1923年

 レオナール・フジタの作品。フランスにいてこそのフジタか?

 そして・・・・・



イメージ 8

↑「アッツ島玉砕」藤田嗣治
 油彩・カンヴァス 1943年

 上記の作品と比べると・・・(><;

 戦争のためフランスから帰国したフジタは藤田嗣治として軍に協力。
 
 とても同じ画家とは思えない作品を次々と生み出す。

 しかし、敗戦後、日本に居辛くなった藤田は再びフランスへ。

 この戦争絵画から私達は目を背けてはならないと思う。

 どちらも本物のフジタの、藤田の作品だ。

この上記両作品は残念ながら並んでは展示していない。

展示室3の「人を表す」コーナーと展示室8の「戦争の世紀に2」コーナーにそれぞれ展示してある。

1人の画家の作品を通して、人間の本質に迫る事が出来る非常に良い展示会であるかと。

東京国立近代美術館は凄いと思う。 



イメージ 9

↑「海」古賀春江
 油彩・カンヴァス 1929年

 かなり有名な作品。教科書にも載っている。
 日本におけるシュールリアリズムか?

さて、この展示会は物凄い事になっている。

初めて行かれる場合は1日がかりを想定して行った方が良いかと。

罷り間違っても、この日の私のように4展示会を駆け巡ってはいけない。(爆)

もっとも私の場合は、ここは何度も訪れているため、
知っている作品がほとんどだから早足で鑑賞出来たが、
初体験の人は余りの大作の多さに面喰うと思う。

ちなみに、日本人画家だけでなく外国人の作品も多い。

しかもレベルは圧倒的に高い。

じっくり鑑賞する事をお勧めする。(笑)

終わり