「下町風俗資料館」東京・上野

平成23年8月2日(火)

湯島から歩いて上野駅に行き帰る事にした私。

不忍池で蓮を撮影してふと気づいた。

この畔には「下町風俗資料館」がある、と。

ここへは何回か来た事がある。

ぐるっとパス」を持っているのでそのまま入れる。

久しぶりにちょっと見学してみる事にした。

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↑「下町風俗資料館」全景と入口。


中の展示は1階は撮影可。

2階は資料が多く、資料撮影は不可だが、それ以外はOK。
(2階の撮影は注意が必要だ。予め係員に訊いた方が無難)

展示内容は明治、大正、昭和初期の東京・下町の暮らしを紹介している。

私は生まれ育ちが西麻布なので、
下町の暮らしは良く分からないが、
それでも展示物は微妙に懐かしい物も結構ある。

時代的には新しい物でも昭和30年代なので、
井戸水で洗濯したりする世界が展開している。

馴染みは余り無いが妙に郷愁はさそわれる。(^^;

↓まあ、こんな形の展示があり、下町の一角が再現されている。↓

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下町風俗資料館へ来てミュージアムショップを覗くと毎回思う。

東京の下町の資料って充実しているな、と。

東京の下町には昔から住んでいる人が未だに結構いる。

でも、山の手地区はバブル時代に一斉に旧住民が駆逐されてしまった。

私もそのうちの1人だが・・・(><;

今、私の母校でクラス会をやると99%、引っ越してしまっている。

これは日本の他地区では考えられない現象だと思う。

東京の山の手地区だけに起こった極めて珍しい現象かと。

従って、親子ともども生まれも育ちも東京の山の手と言う人種は希少価値となっている。

それ故、山の手の資料は極めて少ない。

昔はどうだったのか?

何でここにこういう建物があるのか?

古老の喪失は痛いと思う。

自分の生まれ故郷が変わって行くのは悲しい。

けれども、せめてこの下町風俗資料館のような形で、
昔を偲べたらな、と思っている。

終わり