「フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」Bunkamura ザ・ミュージアム(東京・渋谷)

平成23年4月24日(日)

娘と一緒にまずは渋谷に向かった。

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↑渋谷、道玄坂上に。

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↑109横を通過し、路上パーキングに自動車を停める。

娘はウィンドウショッピング。私はセンター街の格安チケットショップ巡り。

今回で2回目となるが、まずは、
フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」
を観るために来た。

地震直後のメチャクチャ空いた時に1回目に来て、
思う存分フェルメールを鑑賞したが、
その後、テレビで特集番組があり、
娘がどうしてももう一度行きたいと言い出し、
今回再びやって来た次第だ。

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↑Bunkamura ザ・ミュージアムへのエスカレーター。
 東急本店の奥にBunkamuraがあり、
 美術館は地下1階となる。

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↑展示会看板。

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↑Bunkamura ザ・ミュージアム入口。

さすがに今回は混雑していた。

フェルメールの絵の前は3重くらいの人垣が。(^^;

けれども、やや高い位置に掛けてあるのできちんと見える。(^^v

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ヨハネス・フェルメール「地理学者」。

やはりフェルメールの絵の存在感は圧倒的だ。

今回、フェルメールはたった1枚しかないが、
それでも、この1枚のためだけに来ても入場料は惜しくない。

先日のテレビでは、当初は絵の中の地理学者は下を向いて地図を眺めるような姿勢だったと言っていた。

ところが途中から修正され、外を眺める構図に変更されている。

これこそが、この絵のポイントだ、と。

フェルメールの時代はイケイケだったオランダ。

世界を制覇すべく地理学者は活躍していた。

部屋の中にある地図や地球儀やコンパス。

そして・・・地理学者が着ているのは・・・なんと日本の着物だ。

東洋への憧れと野望がこの絵一枚からも理解できる。

まあ、時代考証はさておいても、この絵は素晴らしい。

思った以上に小さい絵ではある。

だが、この輝くような色は天才のなせる業かと。

さて、驚くべき事にレンブラントの絵もさり気なく2枚展示してある。

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レンブラント・ファン・レイン「サウル王の前で竪琴を弾くダヴィデ」。

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レンブラント・ファン・レイン「マールトヘン・ファン・ビルダーベークの肖像」。

かねがね思っているのだが・・・・・

娘の言葉を借りて言うと「フェルメールレンブラントって神」。(^^;

私のようなド素人が「いわゆる絵画」を想像した場合、
どうしても「写実」こそが絵画の基本と考えてしまう。

その写実を徹底的に極めて行った場合、
頂点に君臨する絵画が「フェルメール」と「レンブラント」であると思う。

娘に言わせると「カラヴァッジョ」も入ってくるらしいが・・・・・(^^;

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↑今回のパンフレット。

個人的に意外にも良かったと思うのは「静物画」。

素晴らしくリアルに描かれている。

一見すると面白くない静物画ではあるが、
この展示会のは凄い。

写真を完璧に超えている。

また、当時のオランダの風俗や習慣なども分かるので、
歴史的な考察と言う点においても実に楽しい。

私はバッハの音楽を取り分け好んでいるので、
フェルメールの絵にはことさら惹かれてしまう。

ともかく・・・・・

この展示会は多少の無理をしても行く価値はあると思う。

フェルメールは・・・圧倒的に素晴らしい。

終わり