BMW

某作曲家がBMWを150キロくらいで走らせていた。

すると接近してくるオートバイが。

そのオートバイは150キロで巡航するBMWを軽々と抜いて行った。

抜かれ様、オートバイの後ろのエンブレムには同じBMWのマークを見た。

BMWにはオートバイもあったのか」と。

閑話休題

昔々、日光で。

250ccのオートバイで料金所を抜けた。

すると2台のBMWサイドカーがいた。

横には髪の長い女性が乗っていた。

「負けるもんか」とアクセルを全開に。

160キロのメーターを振り切った。

「追いついて来れまい」と思った瞬間!!

2台のBMWは私のオートバイを綺麗なシュプールを描きながら抜き去って行った。

風になびく女の髪が目に焼き付いた。

僅か数秒で視界から消え失せた。

「美しいオートバイ」だと思った。

BMW R100RS側車付き

終わり