犬の基本

※ 以下の記事は犬についての非常に厳しい記事となります。
 
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今回の記事は非常に微妙で厳しい問題を含んでおりますので、
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犬好きの人には非常に神経を逆撫でする内容となっております。
m(u u)m

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(何故か、犬の記事にはエロトラックバックが付くので・・・苦笑)


「犬の基本」

一昨日、犬を連れての災害対策歩行訓練の終わりも近付いてきた時、
ちょっとしたトラブルがあった。

そこは遊歩道とは言っても、
近くには住宅が密集した、人通りが極めて多い場所と時間帯だった。

パッと眺めただけでも子供、お年寄り、犬連れの人が何十人といた。

あるマヌケな大型犬の飼い主(男性)が手綱を放してしまった。

コレはわざと放したのである。

なぜなら、その後も犬の名を一応は呼ぶが全く意に介さない様子だったからだ。

そのバカ犬(雑種。かなりの大型)は人の間を掻き分けて全力疾走した。

あろう事かかなり離れていた私の犬に向かってやって来た。

他にも犬は沢山いたにも関わらずにだ・・・・・

ウチの犬は温厚だが、犬嫌いの犬である。

そのバカ犬は私の犬の周りをクンクンしながらしつこくウロツキ始めた。

バカ飼い主は遠くからバカ犬の名前を呼ぶだけ。

そのバカ犬はバカ飼い主の呼びかけを全く無視。

典型的な「権勢(アルファ)症候群」の犬だ。

幸い、そのバカ犬は温厚な性格だったので、大事には至らなかった。

しかし、人混みの中で大型犬を放す無神経さ。

註:「バカ犬」と言う表現を使うと、
  犬好きな方には「犬に罪はない。悪いのは飼い主だ」と言う人もいる。
  
  しかし、今回の問題は次元が全く違う。
  飼い主がコントロール出来ない大型犬を人の密集した場所で放すこと。

  これは下手をすれば他人の命に関わる。
  そして攻撃を仕掛けるのは「犬」なのである。

  どんな飼い方を今までして来ようが、攻撃を仕掛けるのは犬であるが故に、
  その場の反撃は「犬」に対してしなければ意味はなさないのである。

  それ故「バカ犬」と言う表現を使用している。
  
そもそも大型犬とは、人間の小さな子供なら咬み殺す能力を持った存在だ。

実際にその種の殺人事件は発生している。

はっきり言って、大型犬の飼い主の中には、
単に無神経だけでは済まされない、
犯罪者的な資質を有するヤツまで存在している。

見知らぬ大型犬とは、飼い主以外の人間にとっては恐怖の存在でしかない。
(まあ、物凄い犬好きと言う人もいるが・・・苦笑)

しかし実際、世の中には想像以上に犬嫌いは沢山いる。

それには立派に一理ある。

見知らぬ他人には吠えたり咬んだりすると言う性質だ。
(後で詳述)

いずれにしても、大型犬を飼うには、
躾とマナーは「最低限に必要な事」だ。

「良く躾られてますねぇ~」と言って褒める人もいるが、
大型犬を飼う場合、「躾とマナー」は「最低限必要な事」だ。

犬をアルファ症候群にした段階で、
その飼い主は「犯罪者予備軍」と看做さなくてはイケない。

実際判例に、土佐闘犬が幼児を咬み殺してしまった事件に対し、
飼い主には有罪判決が出ている。

小型犬に吠えたてられ、咬み付かれても、
人間の大人なら蹴り飛ばせる。
(めちゃくちゃ不愉快だし、怪我をすれば完全な事件だが、
 狂犬病ではない限り、命までは大抵の場合大丈夫)

小型犬なら良いと言っている訳ではない。
大型犬の場合、危険さの度合いが全く違ってくる。

他人の命を危険に晒してくる。

子供なら咬み殺され、大人でも大怪我を負わせられる。

大型犬を飼う場合の危険性と「他人に与える脅威感」を、
全く考慮しない「バカ飼い主」が現実に存在している。
(それも少なくない)

残念ながら知り合いにもいる・・・・・

たとえば、犬を飼っている人の家に行く場合、
こう尋ねてくる人は少ない。

「犬を飼っているけど大丈夫???嫌ならケージに入れておくから」
↑こういう事を言える人は少数だ。

大抵の犬の飼い主は、
「私の家では犬を飼っている。だから客人は私の可愛い犬に合わせよ」
と言う深層心理を現実に暗黙のうちに強要してくる。

以前、私の娘(当時犬嫌い)と私の一家が請われて、
ある人の家に遊びに行く事になった。

「犬が怖い~」と言って泣いて逃げる娘(当時幼稚園児)に対し、
犬をケージに入れようともしない飼い主。(室内犬

「大丈夫だから。この犬は大丈夫だから」と。
犬と人間の子供を同列に扱う態度に私は内心怒りを覚えていた。
「無神経な人間である」と。

正直、犬の飼い主の中には「醜い心」の持ち主が多いと思っている。
(私も犬を飼っている一員であるが故に、その醜い心は持っているが・・・)
そして、そういう心を持っているのはしょうがないにしても、
ソレを実行してしまう人種が少なくない。

誰だって、自分のペットなら(余程の心的病理を抱えている人以外)、
可愛いと思うのは当然の事である。

しかし「他人も可愛いと思ってくれるハズ」とまで考えているバカが多過ぎる。
そして実行してしまうヤツ・・・・・

犬は他のペットとは決定的に違っている所がある。

前述した、ソレは類稀なる「攻撃性」だ。

自分と仲間以外の者には基本的に攻撃を仕掛ける存在である。

それ故「番犬」として重宝もされている。

さて、幸い、その「バカ犬」は温厚ではあったが、
足元をウロウロされ、迷惑千万であった。

もう一度言うが、見知らぬ人間が解き放した「かなりの大型犬」が、
目の前をウロウロしているのである。

そして去らずに居座り、遠くから声をかけている「飼い主を完全無視状態」・・・・・

私はこの種の人間も犬も絶対に相手にしない。
完全無視を貫く。
犬が攻撃を加えてきたら遠慮会釈なく反撃を加える。
(幸い、そのような機会は今まで無いが)

そのバカ飼い主は目を合わせようともしない私に向かって、
「○×ちゃん(犬の名)、怒られるだろ?」と捨て台詞のようなものを残して去って行った。

犬が攻撃を仕掛けて来た段階で、
私がその犬を「殺す準備」をしていたとは、そのバカ飼い主は知る由もないだろう。
↑物騒と思うなかれ。
 相手はどこの誰かも知らないヤツが飼っている、
 人の密集する場所で放された「かなりの大型犬」である。
 下手をすれば周囲の「人間の子供の命」にまでかかわる事だ。

「ウチの犬は大人しいから大丈夫」
大抵の犬のバカ飼い主はこう言う。

誰が初対面のキサマの犬の性格まで理解すると言うのか???
恐ろしく無神経で傲慢な存在である。

少なくとも、現在の法律では犬の放し飼いは立派な条例違反となる。

この種のバカ飼い主の存在のお陰で、
犬はどんどん住み難い環境を余儀なくされている。

悲しいけれど、余りに犬の飼い方を知らない人間が多過ぎる。

かくいう私も、せいぜい本を5~6冊読破したくらいではあるが、
権勢(アルファ)症候群と聞いて「それ何???」と言うほどのマヌケではないつもりだ。

補足:権勢(アルファ)症候群と言うのは無い、とする学説もある。
   しかし、飼い主の言う事を全く聞かないで、
   他者に攻撃を仕掛ける犬が物凄く沢山いるのは紛れもない事実である。
   私は、その学説の真偽はともかく、
   犬の問題行動においてこの言葉を使用している。  

以前にも記事にしたが、
「日本人の70%くらいは大型犬を飼う資質を有していない」
と言うのがある。

今をもってしても些かも変わらない。

繰り返すが、
「私がこんなに可愛いと思っているのだから他人もそう思うハズ。
 そう思わない相手の方がおかしい」
↑醜い、と心から思っている。

心の中では誰だってそう思っているだろう・・・・・
かくいう私だって。

でも、現実の行動には絶対にしない。

そんな人間なんていない???
残念ながら身近にも存在している・・・・・

犬や猫と言ったペットの問題は、
子供の問題と同様に非常に飼い主(子供の場合は親)の神経を逆撫でする。

特に日本人はディベート的な論理的思考に慣れていないので、
いきなり感情で突っ走る者が多い。

この傾向も問題を悪化させている一因と言える。

ではヨーロッパは理想なのか?と言うと、
困った飼い主はやはり多い。

しかし、イギリスで特に顕著であるが、
イギリス暮らしの長かった私の妹(犬嫌い)は、
「イギリスの犬は怖くない」と言う。

実際、イギリスではかなりの大型犬でも恐怖を感じる事はなかった。

彼らは良かれ悪しかれ
犬を飼うために一番必要な「相手を服従させる心」について、
長い植民地時代?あるいは肉食人種の理由か?
それはともかく極めて長けていると思う。

「おすわり」「ふせ」「まて」「ハウス」「おいで」
↑上記の命令は特に絶対だ。

飼い主が命じた場合、たとえ犬が死んでも実行させなくてはいけない。

現実の犬の群れのリーダーとはそういう存在である。

本当に気に食わないと思われた部下は・・・咬み殺されるのである。

犬を飼う事・・・自分の家の中だけで一生送るのなら勝手だ。

しかし、犬を飼う人間は「散歩」のために外に出る。

躾・・・出来ないのなら飼わない方が良い。

最後に、以前にも書いた事だが、ある在日米軍の軍人の話。

その人はアメリカに戻る事となったが、
アメリカでは犬を飼えない環境になってしまった。

日本で犬を引き取ってくれる人を懸命に探した。
しかし、その成犬を飼ってくれる人はとうとう見つからなかった。

日本を去る最後の日。

その人は・・・犬を射殺した。

ここではこの事の良し悪しを言いたいのではない。

そのアメリカ人の強烈なまでの犬を飼うと言う事への「責任の強さ」だ。

日本と言う国・・・余りにも軽率に犬を飼う人間が如何に多いか・・・・・

終わり



余談:こんな事を書いてしまうと、masaと言うのは余程恐ろしい人物と誤解されるかも知れない。

   実際、私の犬が小さい時の躾は相当厳しかったと思う。

   でも今は・・・滅多な事では怒らない。

   犬も私も上手に間合いを取っている。

   犬小屋の側で私が腰を下ろすと、
   寝たふりを決め込んでいた犬がごそごそと寄って来る。

   特にハシャグ訳ではない。

   静かに寄り添って来る。

   犬とは・・・素敵な動物だな、と思っている。

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