予知能力・虫の知らせ
たまに不思議な能力を持つ人が存在する。
虫の知らせとか予知能力と呼ばれる、
未来に起こる事を当てる人の存在。
さすがに余りにもヤバい話なので限定編にも詳しい事は書けないが、
実は私の母にその能力がある。
「ある種の夢」の形態で予知能力を時折発揮する。
的中率は非常に高い。
偶然の一致にしては数が多過ぎる。
その母が昔、非常に的中率の高い易者にこれからの人生を占ってもらった事がある。
その時、その不思議な易者は頭を抱え込んで言った。
「今から○×年後。
ちょうど65歳の時、
アナタの人生は大きく変わる。
ソレが何なのかは分からない。」と。
母は尋ねた。
「私は死ぬのですか?」と。
「分かりません。
でも非常に大きな事が起こるのは確かです。
人生上の大分岐点です。
死んでもおかしくないくらいの。」
そしてその予言の年のこと・・・
ソレは完璧に当たった。
私達は、自分の持てる能力をフル出動して、
「ソレ」に当たった。
母の予知能力もその時いかんなく発揮され、
どうにかこうにかギリギリ紙一重で切り抜ける事が出来た。
ちなみにその時、
私は生まれて初めて、
物理的な自分の死ギリギリに直面した。
本当に自分に確実な死が迫った時、
その恐怖は・・・消えない。
今、こうして書いている最中でも、
もう10年以上前の事でもあるが、
一瞬体が震える。
死の恐怖は何度も何度も繰り返しやって来る。
そして「ソレ」は未だに解決していない。
終わり
虫の知らせとか予知能力と呼ばれる、
未来に起こる事を当てる人の存在。
さすがに余りにもヤバい話なので限定編にも詳しい事は書けないが、
実は私の母にその能力がある。
「ある種の夢」の形態で予知能力を時折発揮する。
的中率は非常に高い。
偶然の一致にしては数が多過ぎる。
その母が昔、非常に的中率の高い易者にこれからの人生を占ってもらった事がある。
その時、その不思議な易者は頭を抱え込んで言った。
「今から○×年後。
ちょうど65歳の時、
アナタの人生は大きく変わる。
ソレが何なのかは分からない。」と。
母は尋ねた。
「私は死ぬのですか?」と。
「分かりません。
でも非常に大きな事が起こるのは確かです。
人生上の大分岐点です。
死んでもおかしくないくらいの。」
そしてその予言の年のこと・・・
ソレは完璧に当たった。
私達は、自分の持てる能力をフル出動して、
「ソレ」に当たった。
母の予知能力もその時いかんなく発揮され、
どうにかこうにかギリギリ紙一重で切り抜ける事が出来た。
ちなみにその時、
私は生まれて初めて、
物理的な自分の死ギリギリに直面した。
本当に自分に確実な死が迫った時、
その恐怖は・・・消えない。
今、こうして書いている最中でも、
もう10年以上前の事でもあるが、
一瞬体が震える。
死の恐怖は何度も何度も繰り返しやって来る。
そして「ソレ」は未だに解決していない。
終わり